古宇利島(こうりじま)は、沖縄本島北部にある小さな島。今帰仁村本島と屋我地島の間にはワルミ大橋があり、さらに2005年に屋我地島と古宇利島の間に古宇利大橋が開通したことにより、車で行く事ができる離島となりました。別名「恋の島」と呼ばれる古宇利島を紹介しましょう。
古宇利大橋を渡るすぐ手前左側に無料の駐車スペースがあり、橋の上から景色を眺めたり、橋の下には馬がいて、体験乗馬が出来ます。乗馬といっても馬も小型、狭い海岸しかないので引き馬程度っぽい感じです。お子様には人気です!
古宇利オーシャンタワー。
カートに乗って上まで上がっていきます。
古宇利オーシャンタワーから見た古宇利大橋。美しい海と古宇利大橋の姿はしばらく見とれてしまうほど!
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古宇利島は離島ならではの美しい海と「沖縄版アダムとイヴ」と呼ばれる伝承があることで有名で、古くから「恋の島」や「神の島」であるといわれ、「こうりじま」の語源が「恋島(くいじま)」だと言われています。また「ハートロック」や「始まりの洞穴」(人類発祥の地)もあったり、これがなおさら意味ありげに見えますよね。スルル洞(ガマ)は、黒龍の神様が祀られていますが、あまりにも獣道過ぎて今回は行きませんでした。
さぁハートロックを見に行きましょう!ハートロックとは、CMで有名になったハート型の岩のことで、昔は知る人ぞ知るという感じでしたが、今では、完全に観光スポットになってしまいました。数年前は人気のない静かなビーチでそれこそ神聖な場所だったのが、今は周辺に駐車場もたくさん出来て、観光客でいっぱいです。
駐車場に車を停めて、少し足場は悪いですが、海へと抜けられる道をいくとハートロックが見えてきました。
この日は観光客も少なく、記念撮影に成功!
★古宇利島ハートロックの駐車場はどこに入る?の記事は、コチラをご覧ください。
ハートロックのあるティーヌ浜の隣、『トケイ浜(ポットホール)』は、 自然の浜が複数広がっており、サンゴが残っているきれいなビーチ。干潮時以外は泳ぐことができ、鮮やかな熱帯魚を見ることができます。
このビーチは、無料駐車場やシャワーなどの施設もありました。
橋を渡って左側に進み、漁港の裏にあるこのビーチは、 「沖縄版アダムとイブ」が暮らしていたとされる洞穴があるビーチ。ここは知る人ぞ知る、地元の人が教えてくれた穴場、なおかつ「始まりの洞穴」がある『チグヌ浜』。
砂浜は小さいですが、人もおらず、とてもキレイなビーチです。「始まりの洞穴」は何の始まりかというと、それは古宇利島に残る伝承にあり、古宇利島から人類が発祥したという言い伝えが残っていて、その最初の人類「アダムとイブ」が暮らした場所がここだったと言われているからなんですって!
昔、古宇利島に空から男女二人の子供が降ってきた。彼らは全くの裸であり毎日天から落ちる餅を食べて幸福に暮らしていた。最初はそれに疑問を抱かなかったがある日餅が降らなくなったらどうしようという疑念を起こし、毎日少しずつ食べ残すようになった。ところが二人が貯えを始めたときから餅は降らなくなった。二人は天の月に向かい声を嗄らして歌ったが餅が二度と降ってくることはなかった。そこで二人は浜で生活するようになり、魚や貝を捕って生活と労働の苦しみを知り、ジュゴンの交尾を見て男女の違いを意識し恥部をクバの葉で隠すようになった。この二人の子孫が増え琉球人の祖となった、と云う神話。
こちらは無人売店のスイカの特売!島内には昔ながらの古民家やさとうきび畑があり、沖縄の風景が今も色濃く残っています。小さい島ながら、のどかな自然の中を、のんびりゆっくりと過ごすにはもってこいの場所です。
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住所:沖縄県国頭郡今帰仁村字古宇利