沖縄本島北部のいわゆる「やんばる三村」国頭村・大宜味村・東村にわたる地域と周辺の海域が 2016年9月15日に国立公園に指定されました。
ニュースでご覧の方も多いと思います。
沖縄では2014年の慶良間諸島国立公園が指定されたのに続いて3番目だそうです。
「国立公園」だと一体なにが変わるんだ?
どんな風な場所なんだ?と興味わきますよね。
そんな方にご案内。今回はやんばる国立公園の楽しみ方についてお届けします。
「地図のどっからか北が全部国立公園!」
となっているわけではなくて、 やんばるの自然が残るエリアを国立公園として細かく設定しています。 なのでドライブしていると こんな看板がでてきて 「こっからは国立公園」 と教えてくれます。 そしていつの間にか国立公園から出ていて、またこの看板が出てきたりします。
さて、観光客が国立公園を楽しむにはどうしたらいいのか??
一番最適な方法は「エコツアーにのる」です。
沖縄の旅行者に人気の「オクマ プライベートビーチ & リゾート」は国頭村にあります。この森林公園も国立公園の一部です。
ホテルの敷地自体は国立公園ではないのですが、立地を生かしてエコツアーを実施しています。
オクマリゾートの敷地内にエコステーションがあり、そこで申し込みができます。出発もここからなのでホントに便利
こちらが送迎バス。オクマリゾートからやんばる国立公園までは少し距離があるのでこう言ったバスで向かいます。
オクマリゾートのエコツアーは様々なものがあります。
こちらは「やんばるの森探検ツアー」のひとコマ。
ガイドさんを先頭に国立公園の中を進んでいきます。
道すがらガイドさんが植物や生物を説明してくれます
沖縄にしかない植物や、昆虫の生態を分かりやすく、親しみやすく解説してくれます。
こちらは夜の昆虫観察ツアーでの写真。
夜だけ現れる昆虫を詳しく案内してくれます。
都会では絶対味わえない世界です。
こちらは同じく夜のツアー「星空ガイドツアー」で使う天文台です。
石垣の天文台は有名ですが、沖縄本島ではここともう一つしかない天文台をオクマリゾートが管理しています。ちょっと小ぶりの350mm望遠鏡ですが、しっかり惑星を観察できます。
なかなか年季の入った天文台ですが、こんなタイルの北斗七星も埋め込まれていて、本当にかわいい天文台なんですよ。
この天文台の望遠鏡を利用しなくても、やんばるの森は夜ともなれば真っ暗。星空観察には最適な環境です。望遠鏡での観測の後は、天文台の外でこうした星座盤をつかって星空ガイドをしてくれます。本当にいたれりつくせり!
雲がなければ天の川も余裕!とのこと!
エコツアーの受付場所であるエコステーション内には、こうした水槽で様々な生物が飼育されています。この写真は珍しいオオトカゲ。こうした爬虫類から魚類までほんとうに様々な種類の生き物がいますよ。お子さんたちはこの水槽のなかを観ているだけでも楽しめるんじゃないでしょうか?
やんばるの動植物や昆虫に関する本も置いてあり、読み放題。お子さんの夏休みの宿題もここで終わっちゃうかも??
エコツアーをガイドしてくれるガイドさんは、当たり前ですけどプロフェッショナル!
やんばるの森で目に入ってくるものを全てを解説できるといっても過言ではありません。
昆虫、爬虫類、植物、星、生態系、なんでもいけます。
そしてその知識を本当に頭にしみ込むように分かりやすく、楽しく話してくれます。
1時間くらい一緒にいるだけで、本当に大好きになってしまう魅力的な方々がエコツアーステーションにはいらっしゃいます。
一度延期になてしまいましたが、やんばるの森は西表島とともに世界自然遺産登録を目指しています。早ければ2020年6月にも実現の見通しとのこと。そうすると国内外にこれまでよりも「やんばる国立公園」が認識されるようになり、今はまだそれほど受け皿のない沖縄北部地域の宿やガイドツアーにも申し込みが殺到することが見込まれます。のんびりゆったりやんばるの自然を楽しむには今がラストチャンスです。
パッケージツアーとエコツアーを別に申し込むのは面倒というアナタにオススメツアーがあります。オクマリゾートのステイと星空観察がセットになっていて、さらに選べるエコツアーがついてきます。オクマリゾートとやんばる国立公園を満喫できますね。詳しいご案内はこちらをご覧ください