沖縄だけではなく、本州に台風がよく接近しています。
その場合でも台風による沖縄方面のツアー・航空券にもこのページで記載したことは適用できるので参考にしてください
沖縄旅行の出発間際でウキウキしていると、「沖縄に台風が近づいています!」のニュース・・・ドキッとしますよね!「 旅行期間中の天気は? 海は入れるの?」必死になってニュースを聞くと「沖縄直撃?飛行機が運休しそう?」
どんどん焦りますよね!「沖縄旅行予約しているのに・・キャンセル代は?」「飛行機が欠航・・便の変更はできるの?」「帰りの便は?」と心配しているアナタに贈る、「沖縄と台風」に関しての特集です。これさえ知っておけば、台風どんと来い!です(ほんと??)
top画像はJoint Typhoon Warning Center (JTWC)のHPより
さまざまなサイトがありますが、先の情報まで集められるものをピックアップしました。
台風ごと、熱帯低気圧のころから表示がでます。比較的精度が高いように思われます。
同サイト内の、波浪予測も、ダイバーには助かる情報です(波浪予測はこちらです)
2022.7.1 imoc・国際気象海洋株式会社HPより
海外のサイトですが、日本語で表示はされます
空気の流れがビジュアルで予想されます。観ているだけで楽しくなって、「地球、生きてる」と感心してしまうサイトです。
(2022.7.1.23:00windyより)
★米軍の台風情報(英語)
各台風の「•TC Warning Graphic」というのをクリックすると、進路予測画像がでます。こちらも精度高いと思います。航空会社もこちらを参考にしているとの噂もあります。
以下マニア情報ですが、上記サイトが米軍の都合で閲覧できない時間がたまにあります。画像の下のリンク参照ください
(2017.10.19,10:40 Joint Typhoon Warning Center (JTWC)のHPより)
開いて左のメニューの West Pacific の下部が現在発生している台風や熱低の情報です。 クリックして、進路予報図をクリックすると 大きく表示されます。
こちらは2週間先までの気圧予想図が動画ででます。頻繁に更新されるので先の予想は変わって行きますが、近くなると精度は上がります。
以前太平洋を南下した迷走台風もこの予報は早くからそのルート出していました。
★ECMWF (ヨーロッパ中期気象予報センター) (英語)
リニューアル後ちょっと動きが遅いのですがこちらも先までの気圧配置予想図がでます。
さて、実際に旅行先に行く際に、台風が近くにある場合、また行っているときに台風が近づいてしまった場合についてです。
以下は私が経験した旅行会社での対応ですので、会社によっては変わって来る場合がありますので、ご利用の旅行会社に確認ください。
旅行者にとってはTVで台風情報を見るたびに気を揉んでしまい「台風でいけなかったら?」「キャンセルしたら、どうなるの?」など問い合わせしたくなります。
旅行会社が「台風仕様に」動けるのは、航空会社から「悪天候に伴う特別取り扱い措置」が発令されてからになります。
「条件付運航」とも呼び航空会社によって呼び名はまちまちですが、簡単に言うと、「まだ欠航じゃないけど、欠航するかもしれないから、取り消し・変更・無料でいいよ」措置という感じです。
例えば、今日は7/28日 自分は7/30の午後出発、8/3に戻ってくるツアーを予約しているとします。
そして、予想だと7/30に那覇空港付近に台風が近づくとします。
航空会社から旅行会社に、7/28の14:00にメールで、「悪天候での欠航が予想されるため、那覇空港を7/30午後から7/31終日発着する便は、特別取り扱いとします」というような通達がでたとします。
そうすると初めて旅行会社はお客さんが「キャンセルしたい」「変更したい」要望に対応することが出来ます。
もったいないのは、心配のあまり早めに電話してしまうこと。
7/27の夜に旅行会社に連絡して、「7/30からの旅行キャンセルします」と言ってしまっては、普通どおりのキャンセルチャージがかかってしまいます。
この電話を7/28の14:00以降にすれば、「台風のためのキャンセルなので全額返金します」となります。
雲泥の差ですね。
旅行会社もキャンセルばかりをお勧めするわけではありません。
例えば、「7/30の取っている午後の便は確かに欠航しそうですので、よければ、7/30の早朝、もしくは7/29の夕方から出発しませんか?」
など提案もします。逆にお客さんから「行く方法はないですか?」と相談を受けたりもします。
搭乗予定便が「特別取り扱い」の対象であれば、「キャンセル」も可能ですが、席が空いてる場合は「変更」も無料でできます。
気象のことなので変更する便が必ず飛ぶとも限りませんが、可能性は高くなります。
その際に7/27からにして、1泊ホテルが追加になってしまう場合は、その1泊は旅行者の負担になります。
日本航空の運行状況の確認はこちらです。
もう旅行を始めていて、帰りの便が台風に当たりそうな場合。
搭乗予定便が「特別取り扱い措置」の日付にはいっている場合は、行きと同様に便の変更ができます。
前倒しをして帰ること、逆に延ばして帰るように変更があらかじめできます。
旅行会社、航空会社直接でもどちらでも変更は可能です。
旅行会社にもよりますが、台風が近づいているときは携帯など意識して旅行会社からの連絡は取れるようにしておくことです。旅行会社も特別措置が出てすぐにお客さまに連絡を取って最善を尽くそうとしても、連絡が取れなければ後回しになってしまいます。
また、上記対応は旅行会社によりまちまちなので、連絡がなかなかない場合は、自分で問合せをしてみましょう。
個人手配の場合、問合せ先は全て航空会社になります。
航空会社は取り扱い数がもっと多いので能動的に「欠航」の案内はしてくれませんので、自分で航空会社のHPなどで確認しましょう 。
対応はツアーの場合同様、影響ない便に早めに変更するのがポイントです。
早めに動くのが肝心ですね。
旅行会社も①のようにお客さんに案内して、影響ない便を確保しに動きますので、席はあっという間にうまってしまいます。
航空券の手配を航空会社の公式サイトでした場合は、オンラインで変更できることがあります(日本航空の場合)ので電話や空港のカウンターに行かずに変更できることもあります。
以下は私の1経験です。
たまたま、私の時はうまく行った、というケースもありますので、実際と異なる場合は御了承下さい。
航空券だけ手配をしていて、しかもサイトでは変更できないチケットでした。
しかも夜に知ったので、予約センターが終わってしまって「翌日どうなるんだ?」という状況でした。
航空会社の予約サイトで、翌日(もしくは飛びそうな日の)の普通運賃の席をとりあえず押さえておくのが有効でした。(予約のみ 決済はしない事)
翌日、夜にとった予約番号をカウンターで伝えると、欠航になってしまったチケットでその便に空港で変更してもらう事ができました。(台風時のイレギュラー対応のようです)
朝の段階では運航しそうな便はすべて満席でしたので、何もしていなければキャンセル待ちからになるところでした。
欠航が決まっても対応は同じです。行ってる人は帰ってくる「権利」を持ってるので、どの便かでは帰ってくることができます。ただ、欠航が決まると、一斉に飛んでいる便・飛びそうな便に予約が集中するので、近い便の予約ができなくなります。
欠航ではない便の予約を持っていないと、キャンセル待ちのカードをもって空港待機になります。
私は初心者の時、そういったことを知らずに予約を取れず、キャンセル待ちのため空港で1日過ごしたことがあります。
盲点になりやすい、無料変更・取り消しの条件の「活用」です。
①の例で「那覇空港を7/30午後から7/31終日発着する便」に無料変更・取り消し措置が出たとします。
「自分は7/28出発だから行かないと・・・」
と思ってしまって、出発する方もいますが、この条件は帰り便でも適用できます。
往復同じ航空会社に予約していることが条件ですが、帰りが7/31那覇発であれば、行きの便含めてキャンセルすることができます。
さらに活用すると、出発はして、時間に余裕がある方に関しては、
「実はもっと長く居たかったのよ」、と帰りを8/2など、後ろにずらして沖縄滞在を満喫することもできます。
ただ、台風が去ってからですけどね。
これはホテルによって対応はまちまちです。
業界を通した明確な規定はありません。
ですが多くのホテルが、台風で欠航で行けないという場合は ノーチャージで取消してくれることがほとんどです。 実際、現地で支払うことになっている場合は、取消料を徴収することができないので 現実問題無理ですよね?
ただ、楽天などWEBで「事前決済」をしている時は話がシビアになります。
それでもチャージ無しにしてくれるとこころもあれば、取るところもあります。
大切なのは、ホテル側は その人が台風で来れないエリアからくる人かどうかがわかりませんので きちんと連絡をすることです。
「予約便が欠航になったけど、それ以外どの便が飛びそうなの?」
気象次第なので、その時々ではあるのですが、那覇空港勤務の友人が言っていたので参考までに。
台風が迫る空港に機材を置いておきたくないという理由と、運行再開時の機材繰りの都合で、那覇空港に機材をなるべく置かないようにするのだそうです。
前日最終便の本土→那覇が通常通り飛んできていた場合、極力翌朝の那覇→内地の朝一便は飛ばすことが多いのだそうです。(本土に戻したい)
もちろん危険ではない範囲でにはなるのですが。だから、台風の迫っている朝は早起きして初便で帰ることを勧められました。
行く人予定の人がこないので、空いてる、と思いきや、「帰れない人」がそのまま滞在するので、那覇の宿はいっぱいになることも多いのです。
自身が思いがけず「残留組」になってしまう場合は早目に手配をしたほうがいいですね。
沖縄のホテルは通常「台風割引」といって「意思に反して残留せざるを得ない方」用のレートを用意していることが多いので、「台風でもう一泊するはめに・・」というと有効なこともあります。
「沖縄台風都市伝説:台風前にはスーパーやコンビニから食材がなくなる。」
これ、本当です。
強い台風が長く居座ることも多いため、沖縄の人は台風前に食材をストックする習性があります。
食材が空路、海路でしか入ってこない土地ですので、実際に食料がなくなることもあり、そんな経験から3日間くらいは持つように食材を買い込むとか。
コンビニが増えたので、以前ほどひどくはないといいますが、お弁当・カップめんなどが売り場から消える店もあるとのこと。居酒屋など飲食店もスタッフが出勤しないため開店できない店もあり、旅行者は否応無く食事難民になる可能性があります。大き目の台風に遭遇しそうになったら、非常食ストックも有効な手段ですね。台風に強いスーパー「ユニオン」が閉まったら危険と言うバロメーターになるって噂もあります。
沖縄の台風は半端ないです。
「台風女」と呼ばれたほど一時期台風で足止めを食らうことが多かった私がいうので間違いありません。
空港に空席待ちしに向かおうとホテルの玄関を出るも、先に出た人が風で飛ばされてエントランスの壁にあたり、そのまま風圧が凄くて動けない、というシーンを見て空港に行くのをあきらめました。
ある時は、ホテルから見える港のの岸壁に置いてある車が風と波の影響ですべて海に沈んだのも見ました。
高層ホテルでは、風で部屋がゆれて酔い、室内で酔い止めを飲んだこともあります。
友人は挙式で沖縄に来たのに台風ですべて中止になって、新郎新婦とともにホテルの部屋で缶詰をつまみに飲み明かしたりしていました。
また別の友人は、「することがなくなる」らしいから、と台風直前に沖縄の楽器「三線」と教本を買い込み、部屋で缶詰になって練習したといいます。みんなポジティブです、ほんと。
沖縄の台風恐るべし、ですが、こればっかりは、気象のこと。悩んでも仕方がないことですので、その時々の最善の判断でより良い滞在にするしかないですね。私も沢山苦労しましたが、今となっては良い思い出です。
台風シーズンが到来しても、乗り切っていきましょう!!