2025年11月1日(土)と11月2日(日)の二日間、やちむん好きにははずせないイベント「第20回壺屋やちむん通り祭り2025」が開催されます。毎年たくさんの観光客や地元の方が訪れる大人気イベントで、やちむんが通常より安く買えるのはもちろん、窯元や史跡をめぐる「壺屋まちまーい」など、街をあげてイベントが行われます。祭り開催期間中は、那覇市立壺屋焼物博物館が無料!
目次
■開催日時:2025年11月1日(土)・11月2日(日)10時~17時(交通規制12時~17時)
■開催場所:壺屋やちむん通り・すーじ小通り
<イベント内容>
①通り会各店舗の割引セール
②お買い物でハズレなし!ガラポン福引きチャレンジ(但し、条件あり)
・2,000円以上のお買い物を【3店舗】で行い、福引券を3枚集めて案内所へ
または
・2,000円以上のお買い物を【2店舗】で行い、福引券2枚と「アガリヌカー」での写真を提示
※福引券は、購入時に各店舗スタッフへお声がけください。
※いずれかの条件を満たすと、ガラポン福引に参加できます。
※景品交換所:壺屋焼物博物館入口の案内所
[景品]
・A賞:やちむん・雑貨(5,000円~6,000円相当)
・B賞:やちむん・雑貨(1,000円相当)
・C賞:手ぬぐい・やちむん・雑貨(500円相当)
・D賞:ちんすこう
③飲食出店コーナー
④那覇市立壺屋焼物博物館・全館無料開館
特別展「中国陶磁器名品展 ?沖縄が初めてであう中国陶器」
⑤壺屋まーい(まち歩きガイド)
・博物館職員が壺屋の魅力をご案内
・定員:20名(参加者多数の場合は2グループに分けます)
・受付:開始30分前より博物館前(先着順)
・所要時間:約90分
・開始時間:14:00
⑥壺屋の蛍を学ぼう!(子ども対象)
ゲームを通して、壺屋に生息する蛍について学べます。
⑦こどもクイズラリー(子ども対象)
壺屋の名所でクイズに挑戦し、キーワードを集めてお菓子をGET!
※1日先着100名、受付は博物館前にて。
⑧ライブ&道ジュネー
・11/1(土)13:00 フラメンコ道ジュネー
14:00 三線ライブ
・11/2(日)
お昼過ぎ~旗頭(壺屋華鳳会)による道ジュネー
1682年、琉球王府が美里村(現沖縄市)の知花、首里の宝口、那覇の湧田の3つの窯を統合し、壺屋焼がスタートしてから2022年で340年になります。ここには良質の土と豊富な水があり港も近く、最高の場所でした。琉球王府は、ここで陶工の育成、陶器産業の振興を進めていきました。
1944年10月、沖縄戦において、被害は受けたものの最小限に抑えられ、使える窯もあり、戦後、器を作るために城間康昌氏を中心とした103名の人たちが、壺屋を復興させていき、その中に後の人間国宝金城次郎氏がいました。壺屋を中心に役所、警察、配給所などができ、市場、映画館、劇場などができていく。まさに沖縄の復興は、壺屋が起点になったということです。
そしてやちむんとは、沖縄の言葉で焼きもののこと。約340年前、琉球王府が各地に散らばっていた陶工を壺屋に集めたのが、壺屋焼の歴史のはじまりなんです。壺屋やちむん通りには、スージグヮー(路地)や石畳、石垣、赤瓦の屋敷、ウガンジュ(拝所)、登り窯など、昔ながらの面影を残す通りに、技を受け継ぐ窯元、やちむん・シーサーの販売店、骨董店、飲食店が軒を連ねています。
◆那覇市壺屋やちむん通りは、陶工が集まった復興の中心地の記事はコチラ
出典:壺屋やちむん通り会Facebook
いつもはの~んびりゆ~ったりなやちむん通りも、年に一度のお祭りの時はたくさんの方で賑わいます!
出典:壺屋やちむん通り会Facebook
11月になると暑さもだいぶ落ち着き、お天気がいいと気持ちいい風が吹き抜け、楽しい散策ができると思います。
壺屋やちむん通り会の各店舗で焼物の割引販売があったり(これが楽しみ!)
そのほかにも出展コーナーを設置し、特設やちむんコーナー、飲食店、手作り雑貨などを販売。お気に入りのやちむんに出会えますように!
出典:壺屋やちむん通り会Facebook
2,000円以上のお買い物を3店舗で行い、福引券を3枚集めるか、2,000円以上のお買い物を2店舗で行い、福引券2枚と「アガリヌカー」での写真を提示すると、ハズレなしのガラポン福引にチャレンジできます!何が当たるかな?
窯元や史跡をめぐる「壺屋まちまーい」で那覇市の学芸員比嘉さんの案内で壺屋のまち歩き。11時と14時の2回開催、先着20名。
普段は見学できない窯元の工房を見学。
この東窯は、琉球王国の官窯(カンヨウ)でした。ちなみに官窯(カンヨウ)とは宮廷(=官)が設けて経営する窯のこと。登り窯は傾斜地に作られ、中はトンネル状になっていて、上に行くほど余熱効果で早く焼き上がるそうです。
また、期間中は那覇市立壺屋焼物博物館が無料で観覧もできるので、ぜひ覗いてみてくださいね。
昔懐かしい沖縄の景色が今なお残る壺屋が一番賑やかに、華やかに、輝く2日間です。お子様連れ、ご家族、やちむん好きな友人同士でも、ぜひぜひご参加ください!
◆壺屋やちむん通りで見つけた路上の芸術!?の記事はコチラです。
住所:那覇市壺屋1‐15‐23 ☎098-862-3761(那覇市立壺屋焼物博物館)