8月17日は「パイナップルの日」です。これからの季節、沖縄では甘くてジューシーなパイナップルが旬を迎えます。沖縄の名産と知られるパイナップルは、国内生産のほぼ100%を占めており、沖縄では本島北部の東村と名護市、離島では石垣島と西表島で主に生産されています。
8月17日は『パイナップルの日』。なぜこの日がパイナップルの日になったかというと、うすうすお察しの方もいらっしゃると思いますが、「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」の語呂合わせで、果物や野菜の生産や販売を行う株式会社ドールが制定しました。ちなみに8月1日は『パインの日』。こちらも「パ(8)イ(1)ン」の語呂合わせで、沖縄県の農林省が8月1日から31日までの期間を「パイン消費拡大月間」として、制定したそうです。
ちなみにパイナップルとパインとパインアップルの違いってなんでしょう?デジタル大辞泉によると、「パイン」とは、1、松。松の木。2、パイナップルのことと書かれており、「パイナップル」 (pineapple) という名前は、本来は松 (pine) の果実 (apple)からついた名前。
え?apple(アップル)ってリンゴじゃないの?と思ったら、英語のappleという語は、かつては「リンゴ以外をも含む果実一般」を指すものとしても用いられていたそう。つまり、パインとパイナップルとパインアップルは同じ果物で、読み方の違いだけということです。
パイナップルの実は、ヤシの実のようになると思っている方もいらっしゃると思います。恥ずかしながら私も沖縄に旅行に来てから知りました。
また沖縄でよく見かけるこの植物「アダン」。こちらをパイナップルと勘違いしている方もいらっしゃるかも(笑)似てますよね(笑)
こちらが正解!パイナップルは、草丈1メートルほどの株に細長い葉が放射状に茂り、主枝の先端に実が1つなります。独特の実のなり方ですよね。
そしてパイナップルは、置いておくと黄色くはなってきますが、メロンのように追熟はしないので、置いておいても甘くなるわけではありません。収穫した時点でそのパイナップルの糖度は決まっています。逆にパイナップルのような追熟しない果物は、時間とともに糖度が減っていきますので早めに食べるのがおススメ。
ただ追熟はしませんが、最大限に甘さを引き出すことはできます!それは買ってきたパイナップルを逆さまにして置いておくこと!パイナップルの下の方に溜まってる(沈んでる)糖分が果実全体にいきわたり、全体的に甘くなるからです。含まれている糖の量が変わるわけではないですが、全体的に甘くすることができるので、ぜひ試してみてください。
沖縄県本島北部にあるそ東村(ひがしそん)は、パイナップルの収穫量が日本一。東村で収穫されるパイナップル「ゴールドバレル」は、国産パイナップルの最高峰といわれ、驚きの甘さです。ぜひパイナップルの時期に東村を訪れた際には、必ず食べてみてください!
東村のパイナップルは缶詰としても販売されているので、沖縄ではもちろんネットショップなどで見つけた場合はぜひ!
そして手でちぎって食べる「スナックパイン」もおススメ。スナックパインはボゴールパインとも呼ばれ、台湾が発祥だと言われています。現在では沖縄県を中心に栽培されており、非常に希少価値の高い品種!スナックパインの重さは700g~1kgと、一般的なパイナップルに比べるとひとまわりほど小さく、果肉のすきまが大きいのが特徴です。また味の面では酸味が少なく、香りは強め。甘みがぎゅっと濃縮されているので、通常のパイナップルのすっぱさが苦手という人も、スナックパインであればおいしく食べられると思います。
そして沖縄バヤリースの「石垣島パイン」。石垣島産パインアップルを皮ごと搾った果実本来の甘く濃厚な果汁を生かした甘さ・酸味ベストバランスのパインジュースです。
いかがでしたか?地元のスーパーなどで沖縄産のパイナップルを見かけたらぜひ買ってみて下さいね!