沖縄の手つかず自然を求めて、沖縄本島を北へ北へと走る。目的地は最北端辺戸岬(へどみさき)。辺戸岬にたどり着き、ふと遠くを見渡すと、なにやら怪しい鳥が見える。辺戸岬から小さく見えたその鳥は、やんばるに生息するヤンバルクイナの形をした巨大すぎる展望台でした!しかもリアル!
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辺戸岬から東シナ海、太平洋の眺望、白波と青空、見事なコントラストを眺めていると、沖縄本島側に不思議なものを発見。はるか向こうの深い緑の中から、唐突にヤンバルクイナらしきものが目に飛び込んできました。辺戸岬からかなり距離があるのに、この場所からもヤンバルクイナだとわかるという事は、まるで、アラビアンナイトで船乗りシンドバットが、その足を掴んで飛んだという鳥を思わせるほどの大きさなのではないでしょうか?
海岸を横目に徐々に森林に近づいていくと、ヤンバルクイナの姿が見え隠れしながら、確実に近づいてきます。
飛びたつ気配はなく、森にたたずんでは海の彼方をじっと見つめているようです。
近づいてくるとその鳥の正体は間違いなく「ヤンバルクイナ」でした!!
近くで見るとその巨大さに驚きます!思わず駆け寄ると、ヤンバルクイナの尾羽と紅く長い足。
人間と比べるとどれくらい巨大かがわかると思います。この足に踏みつけられたらひとたまりもないですよね(笑)しかもリアルすぎる足と爪(笑)
恐る恐る巨大ヤンバルクイナの前方に回ってみると、ヤンバルクイナの見つめる方向には辺戸岬を望む展望デッキが!この階段を上がって行くと・・・
絶景が待っていました!しばらく、この美しい海と水平線を眺めていました。至福ですね。
ヤンバルクイナの尻尾の方へ回ると、そこには階段があり、階段を上がってやんばるくいなの体内に潜入すると、上階は展望台となっていました。
ヤンバルクイナの喉の部分に格子のついた窓から手を振っているのがわかりますか?
ヤンバルクイナの体内からの景色も乙なもので、美しい水平線にうっとり!
飛べない鳥に飲み込まれ、体内から逃げ出せなくなったような錯覚に陥りながら、眼下に広がる青い海を眺めるのはなかなかできない体験です(笑)ヤンバルに行った際には、ぜひヤンバルクイナ展望台に行ってみてくださいね!
住所:沖縄県国頭郡国頭村辺戸 ☎ 098-850-1257