沖縄の地酒といえば琉球泡盛。久米島には2つの泡盛酒造工場があります。一つは小さな家族経営の酒造工場「米島酒造」、もう一つは泡盛酒造工場の中で一番大きな「久米島の久米仙」。今回は小さな米島酒造に注目です。
目次
いきなり試飲コーナーから。酒造工場見学の醍醐味はコレですね!本当は工場見学をしっかりして、熱い思いを聞いてから試飲しましたが、読者の皆さんにはできれば、『美ら蛍』など飲みながら読んでもらいたい気持ちから、試飲コーナーから始めます。
『久米島/30度、35度、43度』『美ら蛍/30度』『星の灯(ほしのあかり)/25度』『美ら波/40度』『尚(しょう)/40度』とどれも味わい深いので、最高の笑顔になりますね。このうち1本は久米島滞在中に飲んでしまう1本として購入しました。何を買ったかは最後に。
是非、タクシー、バスを利用するか、ハンドルキーパーの優しいお友達と一緒に見学しなきゃね。
米島酒造は、同じ久米島にあるもう一つの酒造所「久米島の久米仙」と比べ、対称的な小規模酒造所です。家族中心に泡盛造りを行っていて、ゆっくり時間をかけ手作りするこだわりの酒造所です。
ロゴマークに注目です。米島酒造の「米」、久米島の「米」、泡盛の原料の「米」なのか、「米」の字がクメジマホタルで光ってますね。
米島酒造のHPにはこう書かれています。
説明してくれているのは、米島酒造の4代目田場俊之社長。20歳の時、祖父、父と三代の泡盛造りに入ったそうです。
米島酒造の創業は1948年。7名の仲間とともに合資会社として初代代表として田場良徳氏が就任します。初代、2代目の時代は米軍統治下にあって、沖縄の地酒も洋酒になっていました。本土ではスナック全盛期の1970年代、80年代はサントリーオールドが主流でしたが、沖縄ではオールドパーが主流と言われていたくらい、高級ウィスキーには勝てない時代でした。
その2代目の祖父が苦労していた時代から見ていた4代目に至るまでの長い努力が実って今の米島酒造の味があるのだと感じました。
田場社長、泡盛造りの話になると次第に熱くなってきます。濾過器を前にして、語る言葉に私たちも真剣に耳を傾けます。
仕込みタンクの前でも熱く、熱く! 14日から20日かけて発酵させていく仕込みタンク。毎日2~3回攪拌して泡盛に仕上げていきます。
この仕込みタンクから蒸留機に移されますが、ココは写真NG、縦型蒸留器とだけ言っておきましょうか。この蒸留器にも細かなこだわりが詰まっているようです。
米島酒造の泡盛の数々。ここはオシャレな泡盛バーの雰囲気で試飲ができるスタンディングバー。
米島酒造の主力泡盛。この泡盛が並んでいるのは、米島酒造のすぐ近くのローカルスーパー「玉寄スーパー」の泡盛コーナー。米島酒造の売店かと思うくらいの品揃えです。シリアルナンバーが打たれた限定品が出たときもココに並んでいました。イチオシは『美ら蛍』。ほんのりした甘さの中にしっかりした味わいです。
「久米島のローカルスーパーが魅力タップリ!玉寄スーパー」の記事はコチラです。
インスタを初めてとのこと。皆さん、見てくださいね!
久米島といえばハテの浜。体験レポーターさなえのイチオシ『美ら蛍(ちゅらほたる)』も一緒に持ってきてしまいました。
久米島「ハテの浜」は島が3つある!?どこを選ぶ?の記事はコチラです。
体験レポーター:青木さなえ・MAYA
住所:沖縄県島尻郡久米島町大田499
電話番号:098-985-2326
米島酒造の工場見学はネット予約でコチラからどうぞ
※米島酒造の歴史の部分はHPを参考にさせていただきました。