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沖縄の三大綱引はいつある?那覇大綱挽、糸満大綱引、与那原大綱曳に参加しよう!

沖縄の三大綱引はいつある?那覇大綱挽、糸満大綱引、与那原大綱曳に参加しよう!

沖縄では豊作を願い各地で神事としての綱引きが行われます。その中でも那覇大綱挽、糸満大綱引、与那原大綱曳が沖縄の三大綱引として盛大に行われます。全長180mもの巨大綱を引き合う綱引きは見応えがあります。そして、この綱引きにはどなたでも参加することが可能です。(topの写真は©OCVB)

綱引?綱曳?綱挽?

那覇大綱挽、与那原大綱曳、糸満大綱引が沖縄の三大綱引ですが、すべて「ひき」の字が違います。なぜ、異なる漢字が使われるのかは不明ですが、それぞれの意味を調べてみると「挽き」はコーヒー豆を挽くやものを手前に挽き寄せる意味があります。「曳き」は馬を曳くや車などで曳き寄せる時に使われます。「引き」は一番一般的に使われる字で,正に引っ張る意味があります。

沖縄の綱引きとは?歴史や由来を知ろう

沖縄 綱引の起源とその意味

1. 与那原大綱曳:2025年7月27日(日)

©OCVB

  • 歴史:
    第二尚氏王統の第6代国王尚永王時代(在位1573年 – 1588年)までさかのぼるといわれ、現在まで約450年もの歴史を誇ります。

  • 特徴:
    豊作祈願の神事として拝所で拝んだ後、、長さ90m重さ5tの綱に「支度(したく)」と呼ばれる歴史上の人物に扮した3名ずつが乗り、道を練り歩きます(道ジュネー)。カナチ棒により東西の綱の結合した瞬間、綱曳きが始まり、勝敗によって豊作、凶作を占います。負けたチームを勝たせてあげる2回戦があり、勝っても負けても和気藹々としています。

  • 由来:
    与那原町の民話によると、害虫が発生し稲が不作で人々が餓死寸前になった際に、老人の教えで綱引きを行ったところ害虫がいなくなったと伝えられています.
  • 例年の開催日:旧暦6月26日以降の日曜日開催
  • 参加方法:
    事前予約はいりません。サンダルで行くのはやめましょう。綱引きなら運動できる靴で参加してください。集合場所等は下記記事からご確認ください。道ジュネ-で担ぎ手になると記念Tシャツがもらえるとのことです。

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2.糸満大綱引:2025年10月6日(月)

©OCVB

  • 特徴:
    糸満大綱引は、豊年と大漁祈願、家内安全、無病息災を祈る神事で、南北に分かれた雌雄の綱の結合によって実りを予祝し、勝負の結果で吉凶を占います。2024年は33000人が参加し、12年ぶりに南方の勝利でした。当日朝に市内10カ所で作られた小綱をあわせて大綱を作ります。交通規制の関係で、30分の時間制になっていて、10m引いた時点で勝利が確定します。

  • 現代:
    綱の長さは雌雄合わせて180メートルにもなり県内最大級を誇ります。大綱引き行事は他の地域では祝祭日に行われ観光イベント化されていますが、糸満では伝統的に曜日に関係なく、毎年旧暦の8月15日(2025年は10月6日(月))に行います。そのため、糸満大綱引を「ハチグヮチ・ジュウグヤー」、「ジュウグヤー」とも呼んでいます。
  • 参加方法:どなたでも参加できます。糸満では大綱作りから行われるので、朝から楽しめます。会場は糸満ロータリーから白銀堂大綱作り:(8:30~13:00)、道ズネー(14:00~17:00)、大綱引(17:00~競技開始は18:00頃)

糸満市のHPはコチラです。

3. 那覇大綱挽:2025年10月12日(日)

©OCVB

 

  • 歴史:
    那覇大綱挽は琉球王朝の時代にさかのぼり、国際交流都市として繁栄するに伴い、国王襲位の慶弔祝賀行事としてひかれるなど、琉球王国独特の大綱挽に成長し、1935年(昭和10年)まで挽かれてきました。沖縄戦で中断され、1971年(昭和46年)那覇市制施行50周年を記念して復活しました。
    西暦1450年頃に慶賀綱として始まっているので、570年以上の歴史があり、琉球王国時代の那覇四町綱の伝統を引き継いでいます。戦前は那覇四町綱と呼ばれ、東村、西村、若狭町村、泉崎村の四つの町と周辺の町が西と東に分かれて綱を引いていました。

  • 特徴:
    地方の農村行事としての綱引きが、稲作のための雨乞い・五穀豊穣・御願綱を起源とするのに対し、都市の綱として、交易都市那覇を象徴する大綱挽です。旗頭行列は、綱曳きの前に国際通りで行います。

  • 現代:
    1971年に那覇市制50周年記念行事として復活し、現在では沖縄を代表するイベントとなっています。1995年には世界一のわら綱としてギネス認定もされました。国道58号線の久茂地交差点を境に東西に別れて綱を引き合います。毎年10月のスポーツの日を含む3連休の中日の日曜日に開催されます。約28万人が参加して、内1万5千人が引き手となる大イベントです。
  • 参加方法:
    例年、特に申し込みは必要ありませんが、大人数の参加のため、予約を取ったこともありますので、ご注意ください。2025年の詳細は発表されていません。

    その他各地で行われる主な綱引

津嘉山綱曳き (南風原町)2025年7月20日(日)16:00~20:00

真志喜大綱引き(宜野湾市)2025年7月27日(日)15:00~17:30

我喜屋の綱引き(伊平屋島)2025年7月21日(祝)夕刻

綱引きを盛り上げる支度と旗頭

支度(シタク)とは

写真提供:那覇市

那覇大綱挽では、勝連城按司の阿麻和利や北山王の攀安知((はんあんち)など琉球の英雄に扮し、綱の上に赤い板に乗ります。与那原大綱曳では、道ジュネーの時から、地元の英雄などに扮して綱の上に乗り、練り歩きます。糸満大綱引も糸満の伝説上の人物で北は「マカビチャーン」、南は「イチマンマギー」に分した若者が戸板で運ばれて乗ります。

旗頭(はたがしら)とは

綱引きには欠くことの出来ない応援団です。重さ50kg~60kg、長さ5m~6mもあり、担ぎ手は数十秒でどんどん交代していきます。「サーサー」のかけ声とともに、高々と持ち上げ、上げ下げして迫力満点です。

旗頭は綱引きでは必ず見ることが出来ますが、波上宮の例大祭「なんみん祭」や「じゅり馬まつり」、11月3日頃に行われる首里城復興祭の古式行列などでも見ることが出来ます。

那覇大綱挽保存会のHPで旗頭のことが詳しく掲載されています。

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徳島県徳島市出身 20代の頃は旅行会社勤務、やがて飲食業に転じ、居酒屋経営。泡盛との出会いから沖縄に通うようになる。沖縄愛は次第に深みにはまり、東京泡盛会を沖縄県酒造組合と開催したり、東京でもいつもかりゆしウエアを着て、生活が沖縄化している。趣味はまち歩きと泡盛。

2025年7月9日公開

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