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泡盛酒造工場見学!名護ヘリオス酒造で「ほろ酔い酒蔵ナイトツアー」

泡盛酒造工場見学!名護ヘリオス酒造で「ほろ酔い酒蔵ナイトツアー」

沖縄県内にある47の泡盛酒造所、その中でもいちばん新しい酒造所が名護の許田ICのすぐ近くにある「ヘリオス酒造」。その泡盛工場を見学、19時集合でオリオン座くっきり見える満天の星空の下、普段見せてもらえない蔵も開けてくれた。そんなスペシャルなナイトツアー、さてどんな展開が起こるのだろうか。このツアー2月23日にも開催予定(要予約)

ライトアップされた泡盛工場見学の前に「くら」で乾杯

集合時間になるまでの間、「くらバー」もオープンして、くらハイボールでのどを潤していると約20名の参加者が集まり、「乾杯」からスタートです!

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学はくらで乾杯

19時の時間で外は真っ暗、まずは乾杯しなきゃ! しっかりおかわりもして、泡盛造りの説明を受けて、泡盛工場見学のスタートです。

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学松田さんと渡嘉敷さんと乾杯

渡嘉敷さん(右)と松田さんのお二人に泡盛工場見学のご案内をしていただきました。

 

ライトアップされた泡盛工場見学です!

この日は特別企画、普段は夜の泡盛工場見学ができないので真っ暗ですが、この日はライトアップされています。少し、雨が降っていたこの日ですが、外に出たところ、空の雲がサーと開け、満天の星空を楽しむことができました。いい写真にできず、ご紹介できないのが残念です。

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学はライトアップ

向かって右が泡盛工場、正面が一の蔵で地下で甕貯蔵、上部で600本のオーク樽が熟成しながら眠っています。普段は写真NGですが、この日は特別にOKとのことで、皆さんにご紹介できます。

 

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学、仕込みタンクから音が聞こえる

コチラが泡盛の仕込みタンクです。1本あたり2tのタンクが並びます。耳をタンクにつけてみると、ボコボコと発酵音が聞こえてきます。タンクの中では泡盛が美味しく育っている姿がわかりますね。

 

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学、上からものぞこう

先ほどのタンクの上にやって来ました。タンクのふたを開けてのぞかせてもらえました。

 

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学。発酵している仕込みタンク

3日前にタンクに入れた泡盛は元気よく発酵する姿から落ち着いてきたようです。約2週間この仕込みタンクの中で育っていきます。

 

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学。ポッドスチル蒸留器

ヘリオス酒造だけが使っている銅製の蒸留器「ポッドスチル」です。仕込みタンクで発酵して、ココで蒸留されて泡盛になっていきます。全国のコンビニなどにも置かれている有名銘柄「くら」だけに、蒸留器も大型です。「くら」はこの蒸留の後、樫樽貯蔵されて最低3年の眠りにつきます。

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普段は見られない一の蔵の甕貯蔵庫を見学

この一の蔵は普段の泡盛工場見学コースにはありません。初めて見る一の蔵です。

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学。普段見られない一の蔵見学

ライトアップされているとはいえ、足下が暗く、松田さんにランタンで照らしていただいて、さぁ、行きましょう!

 

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学。一の蔵の内部が明かされる

甕が姿を現してきました。普段見られないと言うだけでも、ドキドキしてきます。

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学。一の蔵の内部です。

これが一の蔵の甕貯蔵庫です。早くこの中味と出会いたいと思うのは私だけでしょうか。

 

二の蔵は樽貯蔵庫で「くら」が眠る

この二の蔵には2000樽が貯蔵されていて、一つの樽から2500本の「くら」ができます。一の蔵の600本と合せると650万本がココに眠っています。

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学二の蔵のオーク樽

「くら」は3年古酒なので、最低3年間ココで貯蔵されて、樫樽の香りと琥珀色になっていきます。

 

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学くら12年

スペシャルなツアーにはスペシャルな泡盛が。12年ものの「くら」です。味はどうか?野暮な質問は置いておきます。

平和の象徴100年古酒を目指して!

泡盛は寝かせれば寝かせるほど熟成して美味しく育ちます。しかしながら、沖縄は第二次世界大戦において泡盛も壊滅して、古酒がなくなりました。一部に出てきたという話がありましたが、とても商品になる量ではなく、味わう事はできません。今、泡盛の蔵元さんは70周年を迎えたところが非常に多く、つまり戦後3年から4年で立ち上がってきた蔵元さんたち。しばらくはアメリカの占領下にありましたから、泡盛というよりウィスキー文化の時代。今では泡盛は技術力が上がった上に、寝かせて熟成した泡盛が飲める時代になりました。それでも、30年~40年古酒が一番古い古酒。平和で戦争がない世界があればこそ、泡盛も育ちます。100年古酒を目指して、ココに泡盛が貯蔵されています。

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学。オーバルカスク100年古酒

この3つの樽は樹齢100年以上のオーバルカスク(樫樽)。2500ℓ2本、4000ℓ1本がすでに19年寝ています。あと81年、私たちの時代には飲むことはできませんが、孫、ひ孫達の時代にこの平和の象徴である古酒で乾杯できたら、こんな嬉しいことはないですね。

 

仕上げはくらバー、それとも・・・

12年古酒も堪能して、満足するどころか火がついてきました。

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学。くらバー

くらバーに戻って泡盛談義です。

 

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学

社長や工場長のお奨め泡盛もいいか、自分へのご褒美泡盛が良いか等と選ぶ楽しみが目的別というのはわかりやすくてよかったです。

 

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学。タクシーで夜の町へ

ジャンボタクシーで名護の町「みどり街」へ。この続きは場所を変えて楽しむことに。

くらハイボールサービス券をもらって名護で楽しんできましょう!

名護ヘリオス酒造で夜の泡盛工場見学

泡盛は瓶でも熟成する優れたお酒。それが樽の香りがついた樽貯蔵で飲むことができ、古酒になった味わいを泡盛工場の中で体験することができました。ナイトツアーは頻繁に開催することができないかもしれませんが、多くの沖縄を訪れる皆さんと体験できる機会が増えたら最高ですね。平和に象徴「古酒」で乾杯です!

ヘリオス酒造の昼間の工場見学は随時できますのでコチラをご覧ください。

ヘリオス酒造

住所 沖縄県名護市許田405
電話 0980-50-9686 ナイトツアーは要予約
営業時間 9:00~17:00

徳島県徳島市出身 20代の頃は旅行会社勤務、やがて飲食業に転じ、居酒屋経営。泡盛との出会いから沖縄に通うようになる。沖縄愛は次第に深みにはまり、東京泡盛会を沖縄県酒造組合と開催したり、東京でもいつもかりゆしウエアを着て、生活が沖縄化している。趣味はまち歩きと泡盛。

ほろ酔い酒蔵ナイトツアーは、2月23日にも開催します。(要予約・ヘリオス酒造まで)

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