毎年7月8日(火)は那覇の日です。語呂合わせで「なは」と読めることから始まった「なはの日」が制定されたのは1999年(平成11年)。毎年、市内各地で様々なイベントが開催されます。イベントの他、那覇市立の施設は、無料開放の施設も多いので、那覇の日をお得に楽しんじゃいましょう!
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毎年7月8日は「那覇の日」です。1999年に沖縄のラジオ番組で結成された「那覇が好き友の会」により制定され、現在では那覇市の賛同も得て、官民一体での活動が行われています。
その昔、那覇全域は漁場でした。沖縄では漁場のことを「ナハ」と呼び、那覇市の語源はそこからきたと言われています。ちなみに沖縄の方言で那覇は、ナーファやナファとも呼ばれます。
那覇の日には世界遺産の「識名園」が無料開放されます。
「識名園」とは、琉球王家最大の別邸で、今から200年以上前に着工され、1799年に完成しました。主な利用目的は、王家の保養や、中国からの使い(冊封使)のおもてなしで使われました。
約12,726坪もの広さを誇る識名園の造園形式は、池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを楽しむことを目的とした「廻遊式庭園(かいゆうしきていえん)」です。四季折々の素晴らしい風景を眺めながら、ゆっくりと散策してみてはいかが?
■開催日時:7月8日(火曜日)午前9時から午後6時(入場締切 午後5時30分)
★ 和、琉、中様式を兼ね備えた琉球王別邸、世界遺産識名園の記事はコチラをご覧ください。
住所:那覇市真地421-7 ☎098-855-5936 観覧時間:9:00~18:00(10/1~3/31は17:30) 水曜定休
那覇市首里金城町にある「玉陵(たまうどぅん)」は、首里城公園内「守礼門」から歩いても3分ほどの場所にあります。1501年に尚真王が父である尚円王を葬るために建てられた玉陵は、琉球王国の第二尚氏の歴代国王と限られたその家族が葬られています。
沖縄戦で大きな被害を受けましたが、戦後に修復され、昭和47年(1972年)に全体が国指定史跡、玉陵墓室石牆 (せきしょう) が国の重要文化財(建造物)に指定。平成12年(2000年)には、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして世界遺産(文化遺産)に登録されました。2018年には国宝にも指定されています。
券売所がある奉円館の地下には資料館があって、国王の厨子(ずし・骨壺のこと)など知ることが出来ます。
■開催日時:7月8日(火曜日)午前9時から午後6時(入場締切 午後5時30分)
★世界遺産「玉陵」は国宝に答申された第二尚氏王統の陵墓!の記事はコチラへ
住所:那覇市首里金城町1丁目3 ☎098-885-2861 観覧時間:9:00~18:00 無休
那覇市の壺屋やちむん通りにある壺屋焼物博物館。沖縄のやちむんの歴史や文化に触れるなら、壺屋焼物博物館がおすすめ。ちなみに壺屋焼物博物館は、那覇の日に限らず大学生以下は無料。
壺屋焼物博物館の映像シアター
壺屋焼物博物館では、焼物の基礎知識や歴史、壺屋焼の製法や技法などの説明がわかりやすく表示され、壺屋の陶工達の作品も展示されています。
■開催日時:7月8日(火曜日)午前10時から午後6時(最終入館は午後5時30分まで)
◆那覇市立壺屋焼物博物館の公式サイトはコチラをご覧ください。
★ 「那覇市壺屋やちむん通りは、陶工が集まった復興の中心地」の記事はコチラへ
住所:那覇市壺屋1丁目9番32号 ☎098-862-3761 観覧時間:9:00~18:00(入館は17:30まで)
場所は県内唯一のデパートであるパレットくもじの4階、エレベーターホールの奥にある「那覇市歴史博物館」。地元でも知らない人がいる隠れた名所となっていて、沖縄県内で唯一、国宝である「琉球国王尚家関係資料」の展示を常設で行っています。
常設展示されている国宝の玉冠(ぎょくかん)。冊封(さっぷう・中国の皇帝が琉球国王を任命する儀式)や正月儀式など重要な儀式に琉球国王の正装として用いられました。
昭和初期の那覇のメインストリート「大門前(うふじょーめー)通りのジオラマ。正面の塔が建っているのが那覇市役所。塔の高さは23mで、消防団員が常に見張っていた火の見櫓です。当時では一番高い建物でした。
空いた時間に那覇市内で国宝をゆっくりと見学することが出来る、とても貴重な場所です。こちらも那覇の日に限らず大学生以下は無料。
■開催日時:7月8日(火曜日)午前10時から午後7時
◆展示会スケジュールは、那覇市歴史博物館の公式サイトをご覧ください。
住所:那覇市久茂地1丁目1番1号4階 ☎098-869-5266 観覧時間:10:00~19:00 木曜定休
今回紹介したイベント以外にも、たくさんの那覇の日関連イベントが開催されますので、詳細は那覇市のHPをご覧ください!