新型コロナウイルスの影響により、沖縄県に足を運べない方々にも安全安心にやちむんを楽しんでいただくための企画として「読谷Webやちむん市」を開催し、たくさんの方に喜んでいただき、2023年も開催することが決定!2023年11月25日(土)~12月3日(日)の期間中、読谷村内のやちむん工房のWEBショップを結ぶ特設サイトから、ご自宅にいながら各工房のステキなやちむんや琉球ガラスを購入することができます!
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「第4回 読谷Webやちむん市」に出品される工房の作品を一部紹介します。
こちらの可愛いカップは「焼物工房 おなが家」さんのひょうたんマグ(掛分け)【聖夜】《クリスマスver》。焼物工房おなが家さんは、2019年創業のカップ専門店です。成形担当の夫と絵付師の妻が夫婦で営んでいらっしゃいます。カップ専門店として、特にマグカップには、一つ一つ、形状やデザインにこだわりと想いを込めて制作されているそうです。
こちらは「壺屋焼 陶眞窯」さんのそばマカイ「赤絵デイゴ」。沖縄で生まれ育った伝統と想いを引き継ぎながら、常に新しい挑戦へ挑む「陶眞窯」さん。晴れの日も、雨の日も、どんな時でも食卓でほっとできるそんな器を作り続けていらっしゃいます。とても素敵ですね。
沖縄のスター!ディアマンテスのアルベルト城間さんとのコラボ作品も手がけている「仲間陶房」さん。伝統の技も、新しい技術もともに活かした物づくりをご提供していきたいと考え、現代でもなじめるようなモノづくりを目指して作品作りを行っています。
文化と芸術を愛する村・沖縄県読谷村の東シナ海に面する琉球ガラス工房『RYUKYU GLASS WORKS 海風』さんは、沖縄の伝統工芸である琉球ガラスを通して、平和、芸術を愛する「沖縄の心」を広めていきたい、そんな願いから2000年に産声を上げました。洗練されたデザインがどれも素敵です。
1682年、琉球王朝の尚貞王は、各地にあった窯場を首里城下の壺屋に集積し、陶業の発展を図りました。これまでの技術と中国からの技術を吸収して、やちむん(焼き物)は発展していきます。戦後の復興とともに、次第に壺屋が手狭になり、1972年、後に沖縄発の人間国宝となる金城次郎さんが、読谷に移転します。次第に、仲間が集まり、大嶺實清さん、金城明光さん、玉元輝政さん、山田真萬さんの4人の陶芸家が1980年に9連房の共同登り窯を作り、「読谷やちむんの里」となっていきます。現在、15の陶芸工房と、1つのガラス工房がやちむんの里にできており、加えて読谷村内には、若手陶芸家も数多く集まり、約70もの窯元があります。
温かみを感じるヤチムンと清涼感を感じる琉球ガラス。沖縄を代表する2つの工芸品をご自宅でぜひお楽しみください。