2023年11月4日(土)と11月5日(日)の二日間、やちむん好きにははずせないイベント「壺屋やちむん通り祭り2023」が開催されます。やちむん通りへは、国際通りからも歩いて行ける距離なので、毎年たくさんの観光客や地元の方が訪れる大人気イベントです。やちむんが通常より安く買えるのはもちろん、窯元や史跡をめぐる「壺屋まちまーい」など、街をあげてイベントが行われます。祭り開催期間中は、那覇市立壺屋焼物博物館が無料!
目次
■開催日時:2023年11月4日(土)・11月5日(日)10時~17時(交通規制12時~17時)
■開催場所:壺屋やちむん通り・すーじ小通り
<イベント内容>
①通り会各店舗の割引セール
②福引券3枚GETでやちむんなどプレゼント(1日先着150名様)
<ルール>
・色分けされた3つのエリアの店舗それぞれで¥1,000以上お買物して、3色の福引券を集めて、博物館前の案内所でプレゼントをGETしよう
・お買物しなくても、和装でお祭りに参加してくれたらプレゼントがもらえちゃう!
③飲食店の出展コーナー設置
④那覇市立壺屋焼物博物館・全館無料開館
企画展:特別展シマの土器〜「ハジマリ」と「コレカラ〜」
⑤博物館職員が壺屋の魅力をガイドする 壺屋まーい
定員:20名※多い時は2グループに分けます
時間:11:00~/14:00~
受付:開始30分前から博物館前で受付(先着順)
所要時間:1時間30分ほど
⑥壺屋の蛍を楽しくて学ぼう企画コーナー(子ども対象)
壺屋に生息する蛍についてを、ゲームで学ぼう!
⑦三線ライブ
11/4(金)14:00~
⑧旗頭(壺屋華鳳会)
11/5(日)お昼過ぎ
1682年、琉球王府が美里村(現沖縄市)の知花、首里の宝口、那覇の湧田の3つの窯を統合し、壺屋焼がスタートしてから2022年で340年になります。ここには良質の土と豊富な水があり港も近く、最高の場所でした。琉球王府は、ここで陶工の育成、陶器産業の振興を進めていきました。
1944年10月、沖縄戦において、被害は受けたものの最小限に抑えられ、使える窯もあり、戦後、器を作るために城間康昌氏を中心とした103名の人たちが、壺屋を復興させていき、その中に後の人間国宝金城次郎氏がいました。壺屋を中心に役所、警察、配給所などができ、市場、映画館、劇場などができていく。まさに沖縄の復興は、壺屋が起点になったということです。
そしてやちむんとは、沖縄の言葉で焼きもののこと。約340年前、琉球王府が各地に散らばっていた陶工を壺屋に集めたのが、壺屋焼の歴史のはじまりなんです。壺屋やちむん通りには、スージグヮー(路地)や石畳、石垣、赤瓦の屋敷、ウガンジュ(拝所)、登り窯など、昔ながらの面影を残す通りに、技を受け継ぐ窯元、やちむん・シーサーの販売店、骨董店、飲食店が軒を連ねています。
◆那覇市壺屋やちむん通りは、陶工が集まった復興の中心地の記事はコチラ
いつもはの~んびりゆ~ったりなやちむん通りも、年に一度のお祭りの時はたくさんの方で賑わいます!
壺屋やちむん通り会の各店舗で焼物の割引販売があったり(これが楽しみ!)
そのほかにも出展コーナーを設置し、特設やちむんコーナー、飲食店、手作り雑貨などを販売。
お気に入りのやちむんと出会えますように!
窯元や史跡をめぐる「壺屋まちまーい」で那覇市の学芸員比嘉さんの案内で壺屋のまち歩き。11時と14時の2回開催、先着20名。
普段は見学できない窯元の工房を見学。
この東窯は、琉球王国の官窯(カンヨウ)でした。ちなみに官窯(カンヨウ)とは宮廷(=官)が設けて経営する窯のこと。登り窯は傾斜地に作られ、中はトンネル状になっていて、上に行くほど余熱効果で早く焼き上がるそうです。
壺屋のやちむん住宅「新垣家住宅」一般公開!!の記事はコチラです。
また、期間中は那覇市立壺屋焼物博物館が無料で観覧もできるので、ぜひ覗いてみてくださいね。
昔懐かしい沖縄の景色が今なお残る壺屋が一番賑やかに、華やかに、輝く2日間です。お子様連れ、ご家族、やちむん好きな友人同士でも、ぜひぜひご参加ください!
◆壺屋やちむん通りで見つけた路上の芸術!?の記事はコチラです。
住所:那覇市壺屋1‐15‐23 ☎098-862-3761(那覇市立壺屋焼物博物館)