沖縄本島の中心部にある沖縄市。かつて存在した「コザ市」がここ。「コザの裏側」でMCをしていたシアタードーナッツの宮島真一さんが紹介してくれた「Cafe OCEAN(カフェオーシャン)」。嘉手納基地ゲート2から100m、ゲート通りにある1967年創業のカフェオーシャンのタコスが絶品。店主のシンガーソングライターヤラヤッシーさんが作るタコスを是非食べてください。
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Cafe OCEAN(カフェオーシャン)の存在を知ったのは、このお二人からです。
まずは「ちゃんぷる~沖縄市大使」でもあるシアタードーナツのオーナー宮島真一さん(左)です。コザを知るならこの人に聞けなのです。宮島真一さんは「コザの裏側」という番組をされていた超有名人!胡屋のバス停前で宮島さんがこだわり抜いたメッセージ性のある映画を毎日6本上映しています。最初にシアタードーナツに伺ったときに、イチオシで紹介してもらったのが、Cafe OCEAN(カフェオーシャン)でした。
そして、古民家で宿泊が出来るごーやー荘の秀さんにもコザの町をミラクルシティコザのロケ地巡りガイドをしてもらいながら、そのロケ地にもなっているCafe OCEAN(カフェオーシャン)を案内してもらいました。
2022年に公開された「ミラクルシティコザ」の中で、桐谷健太さん演じる翔太の父親が経営するカフェがCafe OCEAN(カフェオーシャン)です。映画はCafe OCEAN(カフェオーシャン)の前で翔太が踊るご機嫌ダンスから始まります。
「ミラクルシティコザ」は、現代の若者が、1970年代にタイムスリップする青春ドラマ。かつてにぎわっていた沖縄市コザを舞台に、伝説的ロックンローラーの祖父に体を乗っ取られた男が、1970年の沖縄にタイムスリップして、未来へのサプライズを仕かけようとする姿を描く。歌手としても活躍する、桐谷健太が主演を務める。沖縄の伝説的バンド“紫”の全面協力により、その代表曲が作品を彩ります。
この映画は「木の上の軍隊」でも監督を務めたコザ生まれの平一紘さんが、未完成映画予告編大賞をとり、映画化された作品です。
ミラクルシティコザはAmazonプライムで配信されています。
主人公の母親が経営するCafe OCEAN(カフェオーシャン)から物語が始まります。訳あって家を出たいた主人公がコザに帰ってきて、エーサーに真剣に取り組むことで、家族の絆をそして友情も深めていきます。主人公の実家は、ガイドをしてくれた秀さんが経営するごーやー荘です。エイサーの踊り方も勉強になるし、ガーエーの迫力も伝わってきます。
沖縄全島エイサーまつり65周年記念特別動画として、コザで撮影されました。映画の中でタコスを食べるシーンが出てきて、パリッと音が聞こえます。
YouTubeで「エイサーどんどん」公開中です。是非ご覧ください。
「Cafe OCEAN(カフェオーシャン)」は、米軍嘉手納基地の第2ゲート前に伸びるコザ・ゲート通りにあるアメリカ統治時代から営業する創業58年にもなる老舗のAサインバーです。
メニューはこれとドリンクのみ。至ってシンプルです。このご時世なので、最近値上げされました。それでもこのお値段です。車で行ったので、コーラとタコス2P、焼きめしで1400円。もちろん、ドリンクにはビールも泡盛もあります。
1枚1枚手作りのパリパリ食感のトルティーヤが特徴のタコスは大人気で、創業当時から変わらない製法で作るこだわりよう。
油を抑えてじっくり煮込んだオリジナル・タコスミートにチェダーチーズ、香味野菜をたっぷり煮込んだオリジナルのピリ辛フレッシュトマトソース。これは最高に美味い! 冷えたビールとの相性も抜群~!
ビーフミートとシャキシャキレタスがはいったオーシャン風やきめし、こちらも絶品!!
『Aサイン』(英語:A Sign)とは、復帰前、飲食店・ホテル等への米兵の入店を認めた「APPROVED(許可済み)」の頭文字【A】を大書した営業許可証のこと。1953年に初めて発行され、店の内外に表示されました。 沖縄市コザでは、「Aサイン景気のよい時は市場や町の一般景気を潤す」といわれた程、関わりの深いものでしたが、Aサインを取得するには、米軍による衛生面や施設面での厳しい検査をパスする必要がありました。
実はこれは2代目のAサインです。1972年の沖縄復帰後、沖縄Aサイン連合会が発行するようになりました。
「ミラクルシティコザ」にもこのステージが登場します。時折ライブが開催されています。
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昭和レトロなボックス席とカウンター席です。
マスターはヤラヤッシーさんこと屋良靖さん。3代目のマスターです。コザ生まれのコザ育ち、生粋のコザんちゅ。ヤラヤッシーさんからあまり会話はしてきませんが、逆にこちらからコザのことなどを尋ねるといろいろ教えてくれますよ。
マスターのヤラヤッシーさんはシンガーソングライターで、ときにはフォークソングやブルースが溢れるアコースティック・ライブの店になるらしい。「コザにタコスを食べに行こう」を是非聞いてください。
Cafe OCEAN(カフェオーシャン)のHPでヤラヤッシーさんの歌が聴けますよ。
出来れば、コザに宿泊して、コザの町を楽しむ中に、このCafe OCEAN(カフェオーシャン)を含めてもらえるのが一番です。でも、沖縄南ICより5分の場所なので、ランチ代わりにタコスを食べに立ち寄るのもいいかもしれません。
駐車場はないので、近くのコインパーキングをご利用ください。ここが一番近いと思います。
ブレイクパーキング 上地第2
沖縄県沖縄市上地4丁目2−7
24時間最大500円
出典:楽天トラベル
中の町なかどおりにあって、便利な立地です。パンと珈琲、スープの軽食サービスもありがたいです。
出典:楽天トラベル
写真はツインルーム。シングルルームの他、バリアフリールーム、別館のコンドミニアムタイプなどがあります。
出典:楽天トラベル
パークアベニューにも近い老舗ホテルです。駐車場50台収容で無料。
出典:楽天トラベル
清掃時間(12:00~15:00)を除き、深夜でも、午前中でも利用できる大浴場。
出典:楽天トラベル
全体に比較的広めの部屋です。シングル、トリプル、フォース、和洋室、和室などもあります。
映画「エイサーどんどん」でも使われた築60年の古民家ゲストハウスです。ここはオーナーの秀さんの人柄に惚れたリピーターが多い宿です。秀さんは、上記の通りまち歩きガイドとして、カフェオーシャンを含めたコザのガイドが出来る方です。私も一番最初に泊ったときに、沖縄唯一の銭湯中乃湯を紹介してもらいました。
オーナーの秀さんは三線が弾けるので、泡盛を飲みながら三線ライブです。泡盛はいろいろな銘柄をおいてあるので、飲み比べを楽しむのもいいですよ。秀さんが泡盛のことも教えてくれます。
本物の古民家なので、仏壇もあります。少人数だと間仕切りをして利用します。他に裏座やカーテンで間仕切りをして2名1室で利用するドミトリーもあります。
オーナーの秀さんと息子さんの二人でやっています。昼間はパーラーアラマンダとして、沖縄そばや沖縄ぜんざいなどが楽しめます。
【住所】沖縄県沖縄市中央2-15-2
【電話番号】098-938-5978
【営業時間】12時~22時(ラストオーダー21時【定休日】不定休
Cafe OCEAN(カフェオーシャン)の詳しい情報はこちらをご覧ください。
沖縄市コザでライブハウスを朝までハシゴ!記事はコチラです。