石垣島の離島ターミナルからフェリーで約25分ほどの場所にある「小浜島」は、NHKの朝の連続ドラマ「ちゅらさん」の舞台になり有名になった島です。石垣-小浜島航路も往復12便ほどあり、日帰りでも気軽に楽しむことが出来ます。
小浜島にはサトウキビ畑が広がり、島の集落には赤煉瓦の古民家があり、昔ながらの風景もありながら、島の東側にある高級リゾート「はいむるぶし」もあり、両方楽しめるのも魅力です。
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集落の民宿でのんびり過ごすのもいいですが、普段だとなかなか行かれないラグジュアリーなホテルがかなりの割引で宿泊できるということで、今回は「はいむるぶし」に宿泊することにしました。
船の時間に合わせてホテルのシャトルバスがお迎えに来てくれますので、予約は必要なかったです。荷物も小浜島に到着してから、重い荷物を持つことなく、お部屋まで運んでくれます。
ラッキーなことに今回お部屋が空いてるとのことで、アップグレードしたお部屋を案内されました。
昨年リニューアルされたばかりのプレミアムテラス・デラックスルーム。素敵なお部屋です。
客室47㎡に40㎡以上のテラスが付いています。
ガーデンビュータイプながら、海まで見渡せます。
お部屋のアメニティも充実してて、エスプレッソマシンも備えられているので、優雅にテラスでブレイクタイム。
宿泊者だけのプライベートプールが、夜になると美しい星空が眺められるスポットになります。
小浜島の南東に約40万㎡の敷地すべてが国立公園内に有する日本最南端のビーチリゾートだけあって、自然をそのままに生かしながらもキレイに整備されたリゾートには、様々な動物や生物たちが共存していました。
水牛池には3頭の水牛たちがいます
体温も高く、鼻でしか汗がかけないため、体を冷やすためいつも水の中に入っているんですって。
動物ふれあい広場には、ヤギやリクガメ、アヒルもいます。
帰りの時もスタッフさんがお見送りをしてくれました。
小浜島にある島の居酒屋さんのほとんどのお店が島のどこに泊まっていても送迎してくれます。
これならお酒飲んでも、安心して宿まで戻れます。
今回は前にも行って美味しかった「味処ふくぎ」さんに当日連絡してお迎えに来てもらいました。
店長は有名リゾートホテルでシェフをして腕を磨き、2017年に独立したそうです。
これこれ、島ダコの唐揚げ、オリオンビールもすすみます。
他にも地魚や石垣美崎牛の握りもおすすめです。
このお店は「細崎(くばざき)」という西側の漁港がある小さな集落にあります。
住所:沖縄県小浜島小浜1496-105
電話番号:080-9241-9307
小浜島を象徴する一番の観光スポットが道の両脇にサトウキビ畑が広がる1本道の「シュガーロード」。
NHK朝の連続ドラマ小説『ちゅらさん』の撮影地として有名になりました。
他にも『ちゅらさん』の生家として使用された「こはぐら荘」は、島の中央にある小浜集落にあります。
小浜集落は昔ながらの沖縄の雰囲気が残り、今でも数々の伝統行事が行われているそうです。
特に「結願祭(キチィガン)」は、豊年祭と並ぶ大きな祭りで、人々は祭りに参加することで心をひとつにしているそうです。結願祭を含む小浜島の芸能は国の「重要無形文化財」にも指定され、次世代へと伝承され続けています。
そして小浜島は、芸能と共に伝統的な織物の島でもあります。
昔から島の女性たちは、綿を栽培して綿糸を紡ぎ、野生の糸芭蕉から繊維を取って糸を紡ぎ、布を織り、染色も島の草木を利用し、今も、祭の衣装はすべて手作りだそうです。
集落には島の人たちが使える小浜染・織工房がありました。
訪ねたその日も、東京に住む息子さんのためにシャツを織ってました。素敵な文化ですね。
小浜島の中心にあるのが、標高99mの大岳(うふだき)で、一番の高台です。
大岳展望台の入口にある碑には、島の自然の美しさや五穀豊穣を歌った小浜節の歌詞が書いてあります。
麓には馬もいましたよ。
急斜面の階段を10分ほど登った山頂からは、360度、周辺の島々(西表島、石垣島、黒島、竹富島、新城島、鳩間島、嘉弥真島)を見渡すことができ、天気の良い日には日本の最南端「波照間島」まで眺めることが出来るそうです。
大岳の西側には「西大岳展望台」もあります。
大岳展望台より高さは低いですが、こちらも360度大パノラマの絶景です。
小さな駐車場の入口から少し急な坂道があり、階段を5~6分登ると到着します。
周囲約16kmの小浜島の交通手段は、タクシー、路線バスなどはないので、レンタカー、自転車、バイク等、何かしらの乗り物を借りるか、または港からの観光バスを利用することになります。観光バスは、1時間ほどで主な観光スポットをまわってくれます。
島内はアップダウンが激しいので、徒歩や普通の自転車だときついかもしれません。
また熱い時期の自転車などは日差しも強いので汗だくになること必然で、季節によっても交通手段を検討したほうが良いかもしれません。
アシスト自転車やレンタカーを扱ってるお店は少ないので、利用する場合は事前に予約をすることをおすすめします。
(株)コハマ交通
住所:沖縄県八重山郡竹富町字小浜3209-1
電話番号:0980-85-3830(代)
所要時間:約1時間10分 1日4便運行
料金:大人1,500円
<スケジュール例>
小浜港→シュガーロード⇒小浜小中学校(車窓)⇒こはぐら荘(車窓)⇒大岳⇒細崎海岸⇒小浜港