2023年3月新市場がオープンした、那覇市の「第一牧志公設市場」。そんな第一牧志公設市場の「持ち上げ料理」というシステムをご存じですか?1階の店舗で新鮮な食材を購入し、その食材を2階の食堂で調理してもらいます。今回は、持ち上げ料理を体験してきました!
2023年3月19日新しく建て直した第一牧志公設市場がオープンしました。
3階建てで綺麗な市場になっています。1階には鮮魚店、精肉店などの店舗が並び、2階には飲食店が入っています。
1階には鮮魚店がたくさん並んでいて、新鮮な魚が選べます。
那覇市牧志公設市場が建て替え、移転オープンしました!の記事はコチラです。
こちらは第一牧志公設市場のHPに掲載されている、持ち上げの説明です。まず1階で食材を選び、食材を購入したら2階の食堂へ移動。買った食材は店員さんが食堂スタッフに引き渡してくれます。食材の調理方法を食堂のスタッフの説明を聞きながら決め(例えばバター焼きとかお味噌汁、刺身など)、あとは料理が完成するのを待つのみ!!調理代は食堂スタッフへ支払います。
牧志公設市場内には、20店舗の鮮魚店が並びます。
鮮魚店には、購入した魚の料理方法の写真があるので、これを見ながら食べたい料理を決めるといいでしょう!
新鮮な魚介類が所狭しと並んでいます。
南国沖縄ならではのカラフルなお魚たち。
巨大なエビも美味しそう!
写真向かって左のお魚はアバサー(ハリセンボン)です。
海の中のハリセンボンはこんな感じですが、皮を剥ぐと上記の写真のように色白になります(笑)お味噌汁や唐揚げなどで食べることが多いです。
500円でこんなに豪華なお刺身盛り合わせも購入できます。
こちらは他のお客様が注文している船盛りです。ゴージャス!
予算と相談しながら色んなお店を見て回ります。どれも新鮮で美味しそうだから迷いますが、迷うのも楽しいですよね!
そして今回選んだのはピンク色のアカマチ(ハマダイ)とカラフルなイラブチャー、ハリセンボンを2片で合計3,700円でした。食材をゲットしたので2階の食堂に向かいます。
2階の食堂に行くと、すでにお食事やお酒を楽しんでいる方々が!
2階のお食事処には10店舗の食堂があり、今回訪れたお店は、元泡盛の女王金城希さんがいるお食事処ツバメへ!
飲み物は、泡盛の瑞泉360mlボトル1,100円を炭酸割りで。カンパイ!
まずはイラブチャーとアカマチの半身をお刺身にしてもらいました。見た目カラフルなイラブチャーは、美しい白身魚です。アカマチは、沖縄方言でハマダイのことを指し、沖縄では「マクブー」、「アカジジンミーバイ」と肩を並ぶ三大高級魚です。この時期のアカマチは、脂がのってて旨い!!
アカマチの半身はお刺身にしてもらい、残りの半身は煮つけにしてもらいました。間違いない美味しさです。
コチラはイラブチャーの半身をあんかけにしてもらいました。このあんかけがとっても美味しくて、骨までしゃぶっちゃいました(笑)
追加注文した青菜炒め(550円)。空心菜ってシャキシャキでとっても美味しいですよね!
そしてコチラは「ハリセンボンの唐揚げ」。見た目も鶏のから揚げのようですが味も似ており、噛応えのある肉質で噛めば噛むほど美味しいです。
さて気になる料金ですが、1階で購入した魚が3,700円と調理代が1,100円(一品550円)、それに青菜炒め(550円)+泡盛(1,100円)+ライス(100円)して合計で6,550円でした。この日は二人で訪れたので、一人3,000円ちょっとでこんなに新鮮な魚料理が食べられ、美味しいお酒を楽しめ、そして満腹になれるなんて最高でした!!
持ち上げ料金に関しては、刺身は調理代無料。2階食堂で調理する場合、2階食堂の各店舗でご確認ください。
他にも食堂はたくさんあるし、店によって味付けも違うと思います。今回注文した煮つけやあんかけ以外にも、焼きやマース(塩)煮などの調理法もあるので、楽しみ方もいろいろだと思います。
第一牧志公設市場を訪れた際は、ぜひ持ち上げ料理に挑戦してみてくださいね!
住所:那覇市松尾2-10-1