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「オオゴマダラ」が平和祈念公園に舞う!沖縄だけに生息する蝶

「オオゴマダラ」が平和祈念公園に舞う!沖縄だけに生息する蝶

与論島、喜界島以南の南西諸島、つまりほとんど沖縄だけに生息する「オオゴマダラ」は、羽を広げると13cmという日本の蝶の中では最大級の大きさ。糸満市の沖縄平和祈念堂の中に「清ら蝶園」があり、平成17年秋開園し、毎年6月23日の慰霊の日(正午予定)に放蝶されます。

 

6/23慰霊の日に放蝶される平和の使者オオゴマダラ

平和祈念公園の駐車場で撮影したものです。駐車したすぐ脇に飛んできて出迎えてくれました。毎年、6月23日沖縄慰霊の日正午には、300匹のオオゴマダラを平和を願って放蝶します。ギリシャ語では蝶のことを「プシュケ(魂」と呼ぶため、平和の魂としてオオゴマダラを放蝶することになりました。

 

沖縄平和祈念堂

平和の使者オオゴマダラ

オオゴマダラはこの平和祈念堂の裏に併設された「清ら蝶園」の中でたくさん飼育されています。まずは、平和祈念堂を紹介しましょう。

真っ白な祈念堂は上からみると正七面体角錐型になっており、7つの海と合掌の形を現し人種・国家・思想や宗教に関係なく、世界平和を訴えるモニュメントの意味が込められています。普段はこの塔の頂上には昇ることは出来ませんが、沖縄戦が終結した6月23日の「慰霊の日」にこの場所で沖縄全戦没者追悼式が行われ、一年に一度、慰霊の日に限りこの塔の上に上る事ができ、この場所でNHKが「沖縄全戦没者追悼式」の中継をします。

オオゴマダラが飛ぶ平和祈念公園

この写真は塔の頂上からではなく、平和祈念堂の入口から撮ったものです。高台にあるのでここからでも見晴らしはいいのですが、塔の頂上から見渡せばもっと広大な景色が望めます。

オオゴマダラが舞う平和祈念公園

この日、「清ら蝶園」が開演した翌年にこの趣旨に賛同して食草ホウライカガミを70鉢寄贈された、沖縄県ファンクラブのメンバーと訪れました。平和祈念堂の中で説明していただいたのは、2017年3月までこの平和祈念堂を管理する沖縄協会の専務理事をされてきた方で、オオゴマダラの放蝶をはじめ、平和の大切さを伝えてこられた比嘉正詔さんです。

オオゴマダラの放蝶平和祈念公園の記事琉球新報

この比嘉さんが退任された翌日の琉球新報を見せていただきましたので、ご紹介します。

平和祈念堂の裏にある、清ら蝶園(ちゅらちょうえん)

平和祈念堂のすぐ裏にある「清ら蝶園」は、祈念堂参観券で「清ら蝶園」もご覧になれます。

オオゴマダラが舞う平和祈念公園

このビニルハウスの中ではたくさんのオオゴマダラが飼育されています。前出の比嘉さんの夢は、このあたりの裏山全体をオオゴマダラが一年中飛び交う場所にして、沖縄戦で亡くなられた方の慰霊をしたいと仰っていました。

平和祈念公園のオオゴマダラ食草ホウライカガミ

そしてこの鉢植えは「ホウライカガミ」という植物です。蝶は食草という決まった1種類のものしか食べません。例えばアゲハチョウは、ミカンなどの柑橘系、モンシロチョウはキャベツなどのアブラナ系というように、蝶によって食べるものが決まっています。オオゴマダラはこのホウライカガミしか食べないのです。

したがって、「ホウライカガミ」がないと「オオゴマダラ」は生きていけません。「ホウライカガミ」は沖縄県ファンクラブの方達が最初に寄贈した70鉢から、現在では150鉢を超えるまで増えたそうです。

オオゴマダラが舞う平和祈念公園

写真ではわかり難いですが、中ではオオゴマダラがたくさん飛び交っています。

花に群がる蝶がまるで花びらのようでとても美しいですね!

 

今でこそ平和の象徴が飛ぶ場所ですが、沖縄戦でこの沖縄本島最南まで追い詰められ、多くの犠牲者を出した最後の場所です。その方達の慰霊をするとともに、戦争の起きない平和な世の中を願いましょう。

(2019.5.11更新)

 

平和祈念堂・清ら蝶園

住所:沖縄県糸満市摩文仁444 ☎ 098-997-2765 営:午前9時~午後5時 年中無休

入場料:大人450円  中人(中学、高校生)350円  小人(小学生以下)無料

 

沖縄県平和祈念財団のHPはこちらです。平和祈念公園全体の情報が手に入ります。

 

泡盛おじさん

徳島県徳島市出身 20代の頃は旅行会社勤務、やがて飲食業に転じ、居酒屋経営。泡盛との出会いから沖縄に通うようになる。沖縄愛は次第に深みにはまり、東京泡盛会を沖縄県酒造組合と開催したり、沖縄ファンクラブの役員をするなど、生活が沖縄化している。還暦を迎え、沖縄移住に向け計画進行中。趣味はまち歩き。

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