那覇・壺屋をゆったりまち歩きでみつける「おきなわスローツアー」

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沖縄の秋、暑すぎず、寒すぎず 過ごしやすくなった沖縄で有名な観光地巡りとは違った、ゆったり散歩をしながら沖縄の暮らしを知る事ができるツアーはいかがですか?今回はおきなわスローツアーと言ってガイドと一緒に歩くともっと沖縄が大好きになれて楽しめるまち歩きツアーをご紹介します。

おきなわ スローツアー 高野 純一さんと平和通り&壺屋さんぽ

おきなわ スローツアーの待ち合わせの場所は那覇てんぶす館。
“てんぶす”とは、うちなーぐちで“へそ”。1マイル(1.61キロ)ある国際通りの中央にある場所という意味で使われています。
平和通りのアーケードを歩きながら、沖縄らしいお店やある場所の由来を意外なところで教えてもらいながら歩いていきます。

【壺屋はやちむんの壺屋焼だけじゃない!!隠れたパワースポット】

那覇・壺屋をゆったりまち歩きでみつける「おきなわスローツアー」で行く壺屋の入口
やちむん通り入り口にあるやちむんでできた壺屋マップ。対になったシーサーがお出迎え。このシーサー、実は右と左で焼き方が違うんですよ。答えはあとで出てきます。
よく見ると、やちむん工房以外にも色んな情報が記載されています。んっ“○○ガー”、“○○ヌカー”って???
そもそも、やちむん(沖縄の伝統的な焼物)がなぜ壺屋で盛んだったのか?この謎を一緒に解いていきましょう。

 

【壺屋やちむんの歴史は古く 330年以上前の琉球王国時代から】

壺屋焼き物の歴史は古く、1682年 第11代尚貞王の時代には沖縄市知花・首里の宝口・那覇市の湧田の三箇所にあった窯を那覇市壺屋に統合させ、王国をあげて陶工の養成や陶器産業の復興に力を注ぎました。壺屋は良質の土や水が豊富で、港にも近く燃料や特殊な土なども入手しやすいという好条件からやちむんの里として発展していきました。
壺屋焼きは琉球随一の窯場となり交易や江戸上りの際、江戸幕府への献上品である泡盛を入る陶器などにも利用されていました。
那覇・壺屋をゆったりまち歩きでみつける「おきなわスローツアー」拝所の一つ北ぬ宮

北ぬ宮(ニシヌメー)

壺屋焼物博物館の上にあり、階段で上がっていくと大きなガジュマルやクバ・クロツグに覆われ少しふわっとした雰囲気に変わる空間「北ぬ宮(ニシヌメー)」。
壺屋の拝所の一つで「北」はうちなーぐちで「ニシ」と言います。昔はこの場所に北ぬ窯(ニシヌカマ)がありました。お宮には土地の守り神である「土帝君(トーテークン)」と共に焼物の神様が祀られています。陶工やその家族が多く拝んでいましたが、現在は焼物の関係者だけでなく、壺屋の地域発展や祈願のために拝みにきてる人々もいます。(※注 拝みにくるの邪魔にならないよう見学しましょう)

沖縄の方言では東西南北を東(アガリ)・西(イリ)・南(ペー、フェー)・北(ニシ)と言います。聞くだけでは勘違いしちゃいそうですよね。
沖縄・漢字の読み方を知ってる?ニシが北?知れば知るほど面白くなる風編!でもっと詳しく書かれています。

 

【戦後 沖縄復興の為に立ち上がった壺屋の窯】

細いすぅ〜じ道を歩いて、南ぬ釜(フェーヌカマ)を見て見ましょう。壺屋で有名な登窯です。
近くには同じ名前のカフェもありゆったりできる人気スポットです。
壺屋焼には主に荒焼(アラヤチ)上焼(ジョーヤチ)の2種類あり、荒焼は釉薬を掛けない陶器や泥釉をかけた陶器の名称です。これが先ほど紹介したシーサーの焼き方の違いです。
約1120度で焼き締められ、水甕や酒甕(琉球南蛮焼など)、魔除けのシーサーなどを焼いています。
上焼は釉薬をかけて焼き上げる陶器の総称です。約1200度で焼き上げた陶器はお椀やお皿、独特な形をした泡盛を入れる抱瓶(ダチビン)など様々なものがあります。描かれる柄は魚・海老・唐草・菊_梅・牡丹といっためでたい物が多く現在では可愛らしい柄のやちむんも増えてきました。
南ぬ窯は荒焼窯として使われ平成8年まで現役で使われてうたそうです。
那覇・壺屋の登り窯「南窯」をゆったりまち歩き「おきなわスローツアー」
沖縄県文化財にも指定されている南ぬ窯。隣には細長い壺が置かれています。さて、どんな物を入れていたのでしょうか…?

那覇・壺屋をゆったりまち歩きでみつける「おきなわスローツアー」で見た陶器の数々

答えは骨壺でした。骨壺の高江洲さんという骨壺専門店がこのやちむん通りにあります。コチラの記事の中にあります。

沖縄戦後 沖縄本島全土が焦土化した中、壺屋地域は比較的被害が少なく焼窯があったことから、沖縄で一番早く復興し市場や役所、娯楽施設が増え、現在の公設市場や国際通りができたきっかけを作りました。
しかし、住宅が密集し都市化することにより、昔ながらの薪窯を利用することができなくなってしました。現在は各工房の窯で壺屋焼を焼いています。

【沖縄のすぅーじ道がくねくねしている理由とは?】

南ぬ窯を過ぎ、細いすぅーじ道をぶらぶら😁 まっすぐでなくゆるやかなカーブが多いみたい。みなさんは気づきましたか?

那覇・壺屋をゆったりまち歩きでみつける「おきなわスローツアー」ですじぐゎーを歩く

昔ながらの沖縄の道が直進でなく、くねくね道なのは、道の角でみかける「石敢當(いしがんとう)」に関係があるんです。
石敢當が魔除けとして三叉路やT字路にあるのはご存知でしょうか?マジムンと言われる沖縄の魔物はまっすぐにしか進めません。そこで、まっすぐ行くと当たってしまう場所に石厳當があります。同じように、道がまっすぐではないのも、実は沖縄の道も魔除けにつながっているのです。

那覇・壺屋を「おきなわスローツアー」ゆったりまち歩きでみつけた石厳當

石敢當の上にある謎の石顔。これも魔除け???壺屋は不思議ゾーンがいっぱいあるパワースポットなんです。

【壺屋の屋根にはチブル(頭)シーサーと猫シーサー】

壺屋では沖縄の古民家をいくつか見ることもできます。屋根瓦の上には頭だけのチブルシーサーが鎮座。
これも焼物の里であった壺屋だからこそ見れる風景かもしれません。よく見る対になったシーサーは近年に作られた物だとか!

那覇・壺屋を「おきなわスローツアー」ゆったりまち歩きでみつけた猫シーサー

家を守るシーサーと猫(=^ェ^=)。壺屋を散歩してると必ず地域猫に出会えるくらい猫スポット多し。
国際通りの裏側には時間が止まったようなゆるゆるな空間があるのも沖縄らしいのかも…。

那覇・壺屋を「おきなわスローツアー」ゆったりまち歩きでみつけた額に王の字焼物シーサー

りっぱなシーサーも散歩しながらたくさん見つけることができます。額の「王」の字が気になりますね。
壺屋ではやちむん体験をやっている工房がありますので、一日かけての壺屋観光も楽しそうです。

【壺屋から沖縄の魅力を再発見しよう】

国指定重要文化財 新垣家住宅 

琉球王府時代から唯一のこる陶工の住宅で昭和49年まで陶業を営んでいました。沖縄戦の戦火を免れた400坪の屋敷は石菖(せきしょう)が巡らされ、主屋を中心に作業場、離れ、上焼窯の登窯(東ぬ窯)、沈殿池があり壺屋の歴史を知る上で大変貴重な建築物です。

那覇・壺屋を「おきなわスローツアー」ゆったりまち歩きでみつけた新垣家住宅

赤瓦とシーサーとの外観は沖縄独特として写真撮影のスポットとしても人気な場所です。

那覇・壺屋を「おきなわスローツアー」ゆったりまち歩きでみつけた東窯
やちむん通りの道反対を歩くと壺屋集落の始まりを知る事ができます。

那覇・壺屋を「おきなわスローツアー」ゆったりまち歩きでみつけた拝所の一つ

ビンジュルグワァー

壺屋の土地や集落を守るタチクチ(村建て)の神様を祀っています。壺屋のすべての行事がここに始まりここに終わると言われ、壺屋の人たちとってとても大切な場所なのです。現在では旧暦で1月、3月、6月、8月、9月、12月に婦人会が中心となって管理し、壺屋の9カ所の拝所をまわり、壺屋の安全や発展を拝みます。
那覇・壺屋を「おきなわスローツアー」ゆったりまち歩きでみつけた拝所

アガリヌカー

壺屋の東(アガリ)にある井戸でアガリヌカーと呼ばれています。井戸の横には御嶽のように香炉が置かれ拝む場所でもありました。

沖縄方言で“○○ガー”は井戸 “○○ヌカー”“村ガー”は共同井戸と言います。壺屋は水が豊富な場所でもあり焼物を作るには最適な場所でした。
沖縄には大きな川がなく、天気に左右される事も多く降水も不安定な島だった為、水は生命の源と考えられていました。

どの拝所も、ガジュマルが雨水を集め、そこに溜まる井戸ができる。自然とその場所を中心に集落が出来てきます。
ですから、井泉(せいせん)がある場所は神聖な場所として拝所となっていて、現在も大切にされています。


 下ヌカー(シムヌカー) 

文字通り一番下にある拝所。上から飲料水、陶器を作る水となって、一番下では水浴びや、陶工が汚れた体を洗う場所として使われていました。


シーサーとゴジラががおーっとマジムンを追い払っています。こんなおちゃめなところも壺屋にあふれていてあちこち見るのが楽しくなります。

 

【最後に壺屋やちむん通り祭りのお知らせ】


壺屋やちむん通り祭り 11月3(土)・14(日)に行われ、壺屋焼物博物館 入場無料、色々なイベントも行われます。
特別割引でやちむん販売もありますよ。レアなやちむんを見つかるかも!?

やちむん好き集まれ!壺屋やちむん通り祭り2018!の記事はコチラです。

壺屋やちむん通りで見つけた路上の芸術!?の記事はコチラです。

那覇市壺屋やちむん通りのオシャレな陶器店「ヤッチとムーン」の記事はコチラです。

那覇市壺屋やちむん通りは、陶工が集まった復興の中心地の記事はコチラです。

 

いかがでしたか?今までは見逃しそうな場所もガイドの説明で一緒に歩くと、昔から続く沖縄の人の文化・習慣・生活が見えてきます。
沖縄の人でも忘れかけていた、先祖代々受け継いできたうちな〜の心に触れられる楽しいツアーでした。
高野さんは壺屋以外でもガイドツアーを企画しているので、気になる場所がありましたらお問い合わせください。

おきなわ スローツアー 高野 純一

沖縄各地を取材した豊富な知識と経験を生かし、ガイド&イラストレーターとして各地の観光協会や雑誌、新聞等で活躍。
ガイドブックには載っていない沖縄を紹介しています。
 おきなわスローツアーの詳細情報はコチラです。
おきなわスローツアー  Facebook ページはコチラです。

問い合わせ先:070-5691-3792 (沖縄REPEATで見たとお伝えください)

ツアー予約
 
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makochinta

makochintaがちまや~イラストレーター

投稿者プロフィール

makochin
沖縄生まれの那覇育ちのうちなぁんちゅ。
観光まち歩きガイドをきっかけに沖縄を再発見する毎日。
猫をこよなく愛するがちまやぁー(食いしん坊)
うぇぶをしながらイラストも描いています。

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