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本部町「山川酒造」は20年古酒が試飲できる!古酒にこだわる泡盛酒造所

本部町「山川酒造」は20年古酒が試飲できる!古酒にこだわる泡盛酒造所

美ら海水族館のある沖縄本島北部の本部(もとぶ)町にある泡盛の蔵元「山川酒造」。沖縄本島北部の本部町八重岳の豊かな自然に恵まれた満名川のほとりに、本部町唯一の泡盛酒造所「山川酒造」はあります。山川酒造は古酒造りにこだわりを持ち「古酒のやまかわ」と呼ばれ親しまれています。そんな山川酒造を紹介しましょう!

山川酒造とは

那覇空港から車で約2時間、沖縄本島北部の山原(やんばる)にある、本部町八重岳の豊かな自然に恵まれた満名川のほとりに山川酒造はあります。山から湧き出る豊富な清水を用いて仕込まれた酒は、ゆったりと味わい深く、薫り高い旨さの『酒の芸術、泡盛』と称されます。

山川酒造は、第二次世界大戦終戦の翌年1946年に、戦火によりほとんど無くなってしまった沖縄の伝統であり文化である古酒(クース)を復興させる、子孫に伝えるという志のもと、創業者の地元である本部で創業しました。 

山川酒造は古酒造りにこだわりをもち、「古酒のやまかわ」と呼ばれ親しまれています。蔵には20年30年40年古酒が熟成の時を刻 み、50年100年の夢を見ながら静かに眠っています。創業から70年以上経った今も古酒を造り続けることができているのは、「どんな時でもとにかく頑張って古酒(クース)を寝かせておきなさい。いずれは古酒の時代になるから」という創業者の教えを忘れることなく着実に古酒を造り貯蔵し続けたからです。

山川酒造の蔵見学に行ってきました!

山川酒造は「古酒の山川酒造」といわれるほど、古酒の割合が多い蔵元。泡盛は蒸留後、半年から1年寝かせてから市場に出て行き、3年未満の「新酒」や「一般酒」として販売されます。泡盛を3年以上寝かせたものを「古酒(くーす)」といい、5年、10年、15年と寝かせてまろやかに熟成されていくため、泡盛には他のお酒にはない「育てる」という楽しみ方があるのです。

泡盛造りになくてはならないのがお米。泡盛造りで使用するお米は主にタイ米を使用します。なぜタイ米を使用するのかというと、まずタイ米は硬質米のためさらさらしていて、米麹(黒麹菌を混ぜて糖化する行程)にしたときに作業がしやすいということ。そして水や酵母を加えてアルコール発酵させるときの温度管理がしやすいということ。泡盛の商品によっては日本のお米を使う事ともあるそうです。このような背景があり、タイ米は昭和初期以降、現在でも泡盛を造るのに最適な米として、全酒造所で使われています。

そしてもう一つ!酒造りに大切な素材は「水」。山川酒造は、やんばると呼ばれる沖縄本島北部の自然豊かで水が豊富な地域にあるため、自社で水源を所有しています。山から湧き出る豊富な清水は、カルシウム等のミネラル分が含まれており、出来上がった酒は複雑で味わい深いしっかりとした仕上がりになるのだそうです。

まずお米を洗い(洗米)し浸漬後に一日かけて蒸していきます。こちらが蒸米機。上等な機械ですね!

そして蒸し上がった原料米を適温まで冷まし、黒麹菌を散布します。黒麹菌を散布した米を製麹棚(三角棚)に移し、温度管理をしながら麹の生育をはかります。ちなみに泡盛造りには黒麹菌を使用します。黒麹を使用すると、製造過程の中でクエン酸が大量に生成され醪(もろみ)の酸度が高まるため、雑菌によって腐ってしまうこを防ぎやすくします。高温多湿な沖縄での泡盛造りで黒麹を使うことは、とても理にかなっていますね!

そしてこのモロミタンクに生育した米麹と水、酵母を加えて発酵させモロミを造ります。

そして蒸留し泡盛が出来上がるのです。大変な工程ですね!

お酒の蒸留方法には「単式蒸留」と「連続式蒸留」の2種類があります。泡盛の蒸留方法は、かならず「単式蒸留」で行われます。発酵したもろみを蒸留釜で熱し、アルコール分を含んだ蒸気を冷やしてお酒にするというシンプルな製法です。
この「単式蒸留」の中には、「常圧蒸留」と「減圧蒸留」という2種類の蒸留方法があり、「減圧蒸留」では、蒸留釜の内部の気圧を下げて蒸留する方法で、気圧を下げたことにより本来100度で沸騰するところ、40度~50度で沸騰する仕組みになっています。低い温度で蒸留するため、クセがなく、すっきり飲みやすいソフトな泡盛ができあがります。 

完成した泡盛はタンクに入れられ熟成させます。

 

山川宗克会長じきじきに案内をしていただきました。

甕貯蔵の泡盛もあり、ステンレスの貯蔵は安定の味やクオリティを保つのに比べ、土で出来た甕は呼吸しているので、お酒の味の変化を楽しむことが出来るそうです。ステンレスタンクで寝かせて後、甕貯蔵した「甕フィニッシュ」などの泡盛もあるようです(笑)

タンクオーナーサービス「古酒オーナー蔵舞」

山川酒造では、タンクで貯蔵した泡盛「珊瑚礁」を大切に預かり、5年間の熟成の時を経て1800ml(1升瓶)に瓶詰めし、思いを込めたメッセージとともに届けてくれる、タンクオーナーサービス「古酒(クース)オーナー蔵舞(クラブ)」というサービスがあります。

お値段は送料税込1万円で、おひとり様6本まで。泡盛の蔵元で大切に熟成された古酒は絶対に味わい深いはずです!

◆古酒オーナー蔵舞のお申込みはコチラ

スペシャルな20年古酒が味わえる有料試飲

そんな古酒の山川酒造では、スペシャルな泡盛が試飲できます。

山川酒造の敷地内に併設のショップでは、美味しい泡盛を買うことができます。

1年~10年までの泡盛は無料試飲ができます。有料にはなりますが、15年~20年古酒(しかもかねやま)をぜひ飲んでもらいたいです。

有料といっても1杯100円~300円。この「かねやま」という泡盛は甘みがあってコクがあり、やわらかで華やかな味わいで、カカオのような古酒香です。

ショップには、山川酒造の主要銘柄「珊瑚礁」のラベルが描かれた三線もありました!華やかだなぁ~

◆山川酒造の公式サイトはコチラをご覧ください。

山川酒造の泡盛を飲むためにタクシーを利用しましょう!

せっかく山川酒造を訪れるなら近くのホテルに泊まってタクシーで行き、美味しい泡盛をぜひとも試飲してほしいです。沖縄のタクシー料金は1750mまで560円、365mごとに70円。(2023年4月現在。2023年中に料金改定予定)

沖縄の食の魅力を集約したグルメ&ショッピングが楽しめる「ハナサキマルシェ」があるホテル、「アラマハイナコンドホテル」や「ホテルマハイナ」ならば、ホテルから山川酒造までは約1600円(概算、交通状況にも寄って異なります)。

恩納村や名護、那覇への直通バス・沖縄エアポートシャトルのバス停がある「本部港」へタクシーで行くと、約5.7kmで1320円。那覇港、北谷港、恩納港から高速船(12月から冬季休業)に乗れば本部・渡久地港下船でわずか3kmなので、830円。

山川酒造は沖縄そば街道のど真ん中に位置しており、沖縄そばの名店「八重善」や「きたやま」なら徒歩圏です。アセローラフレッシュと合わせて歩いて見学できるので、ぜひ!

◆沖縄エアポートシャトルバスの記事はコチラです。

◆那覇から本部町へ高速船で海上移動!「海からぐるっとExpress」の記事はコチラです。

◆美ら海水族館のある本部町の沖縄そば街道7選の記事はコチラです。

◆ビタミンcはレモンの34倍採れたてアセローラは日本一!の記事はコチラです。

山川酒造に行くなら便利なホテル

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山川酒造

住所 沖縄県国頭郡本部町並里58
電話 0980-47-2136 事前に電話で申し込むこと。
営業時間 9:00~17:00 日曜、祝日休業

福岡県出身。沖縄が好きすぎて2011年に那覇市に移住。現在は、インスタグラムなどで沖縄大好きを発信中!沖縄モチーフの革小物を製作・販売するSunking LeatherCraft代表。レザーソムリエ。泡盛マイスター。

2016年10月5日公開、2019年9月23日更新、2020年8月17日更新、2023年4月20日更新

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