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旭橋駅から泉崎交差点まで国道58号線を歩くと「龍の頭」が見えてきた!

旭橋駅から泉崎交差点まで国道58号線を歩くと「龍の頭」が見えてきた!

沖縄の国道58号線を旭橋駅から泉崎交差点に向けて散歩してみました。すると、歴史を感じる数々場所に巡り会えました。ここから北側は琉球王国時代、中国から冊封使がやってきて長期間滞在した場所で、那覇市役所が出来るなど、賑わった場所です。いつもは車で走るけれど、今日はゆっくり歴史を感じて歩いてみたいと思います。

アメリカ占領下だった名残のマンホール

58号線を歩いて行くとタクシーがドアを開けてます。

旭橋駅の改札を右側に出ると、国道58号線に北側に出ます。泉崎交差点方面に歩いて行くと、足元に珍しいものがありました。

マンホールはUSA

これです、マンホールですが、よく見ると「U.S.A.」の文字が書かれています。アメリカ統治時代の名残ですね。

かつて芝居小屋があった!仲毛芝居跡(なかもうしばいあと)

「西武門病院」沖縄県人以外だと間違いなく、「せいぶもんびょういん」と読むでしょうね。これで、「にしんじょう」と読みます。そう言えば、旧知の友人で前門という名前の人がいたけど「まえじょう」と読んでましたね。
でも、「東」は「あがり」、「西」は「いり」と読むのではなかったかと突っ込みたいところですが、これは「にしんじょう」でした。このあと、西武門の地名が出てくるので、要チェックです!

西武門病院は残念ながら、閉業されました。
 
ここには常設の「芝居小屋」がかつてありました。せっかくここに詳細が書かれているので、わかりやすくしましょう。

仲毛芝居跡は国道58号線の西武門病院前にあります。

冊封使達は、中国国王の使者として、琉球国王を任命するわけですから、その歓待の宴で沖縄古典芸能を代表する「冠船踊り」が踊られていました。その後、沖縄県設置(琉球処分)により、踊り子達は職を失いましたが、ここに常設小屋を建てることにより復活していきます。
 
地図の部分を拡大してみましょう!

天使館と仲毛芝居小屋

「仲毛」が久茂地川の中州だったことがよくわかります。

「天使館」は中国国王の使者「冊封使」を迎入れた際の宿舎。400人以上が中国からやってきて、半年滞在するわけですから、この辺りが那覇の中心として栄えていきます。国際通り周辺は戦後栄えてきた場所になります。

天使館跡:沖縄県那覇市東町26−1

那覇市歴史博物館のHP「天使館跡」の解説はコチラです。

風水による町作り・龍の頭

さて、ここは58号線泉崎(いずみざき)交差点。歩道橋の上から写真を撮っていますが、よく見てください。何か見えてきませんか?

三角の交差点にあるミニ公園、ここに竜の顔を表現しています。琉球石灰岩で「目」を、松で「角」を表現しています。そして、右側の道路が「久米大通り」で、ここに竜の胴体が横たわっています。この先に、先ほど出てきました「西武門」、今は西武門交番になっていますが、竜の尾が伸びていたわけです。この地域を守る「竜」として作られたものです。

このように、普段は車で走る58号線ですが、車で走るのではなく、ゆっくり歩いて行くと、沖縄の歴史や文化も見えてきます。やはり、その土地のことを知ることが、このサイトの名前の通り「沖縄REPEAT」と繰り返し沖縄を訪問する楽しみの一つになるのではないかと思います。

愛称ゴッパチ・ゴーパチ国道58号線の終点「明治橋」周辺を歩く!!の記事はコチラです。

 
【久米大通り・泉崎交差点】

住所:〒900-0033 沖縄県那覇市久米1丁目1
 

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徳島県徳島市出身 20代の頃は旅行会社勤務、やがて飲食業に転じ、居酒屋経営。泡盛との出会いから沖縄に通うようになる。沖縄愛は次第に深みにはまり、東京泡盛会を沖縄県酒造組合と開催したり、東京でもいつもかりゆしウエアを着て、生活が沖縄化している。趣味はまち歩きと泡盛。

2017年3月11日公開、2024年10月30日更新

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