浦添市沢岻にある古本屋「小雨堂」さんにお邪魔して来ました。「小雨堂」には沖縄大好きな方々のハートをくすぐる「沖縄本」がたくさんあり、店主のご趣味のカートゥーングッズも多数販売されているため、まるでおもちゃ箱のような店内にワクワクしっぱなしでした♪そして店主の奥様はあのお方でしたよ~(ニヤリ)。
場所はパイプラインからブエノチキンとローソンのある交差点を経塚向けに進み、沢岻赤橋を越えてすぐ道沿い右側2階建て戸建の1階にあります。ちょっとわかり難いかもしれません。駐車場はお店の裏側(ベランダ側)に2台分あり!可愛いイラストの看板が目印。
お店の外には特価本もありましたよ!ちなみに「小雨堂」の店名の由来はお子さんの名前に少し関係があるんですって。あとは想像にお任せします(笑)
店内に入るとアメリカンなカートゥーングッズが山ほど(笑)
雑貨だけではなく本も(笑)
フィギュアや・・・
Tシャツなどなどマニアにはたまらない商品ばかり!これらはすべて店主の新垣さんのご趣味なんだとか!カートゥーン好きが高じて海外カートゥーンアニメグッズを輸入販売されています。他にはない商品もあるんですって♪
カートゥーングッズだけではありません!!本業の古本もたくさんありますよ(汗)小雨堂さんのウリは、レトロアニメだったり・・・
沖縄本だったりサブカルチャー本だったり・・・
そうそう!武術の本もたくさんありました!こちらもマニア必見ですね♪
そして「小雨堂」の全貌!店の広さは約8坪くらい。靴を脱いであがるアパートの一室のような小さいお店ですが、絵本(特に月刊保育絵本)の量は県内で一番だそうです。
この棚は全部児童書!
あまりに多すぎてその量にビックリです。
沖縄絵本もたくさんありました!
優しさがあふれ出すくらい温和で穏やかな店主の新垣英樹さん。「小雨堂」を始めた経緯は、元々このお店でバイトをされており、当時のオーナーから店を引継ぎ「小雨堂」をOPENされたとの事。新垣さんは古本に携わって20年のキャリアです。
そして新垣さんの奥様は「まんが琉球こどもずかん」の著者「三木静」さんなんです!!
「三木静」さんと言えば、小原猛さん著の「妖怪大図鑑」のイラストなども手掛けている素晴らしいイラストレーターでもあり、切り絵作家でもあります。そんなお二人がお店をやっていて嬉しい事は、普段はインドア派で人見知りなご夫妻ですが、古本屋のおかげでありがたくも交友関係が広がった事。逆に大変な事は、売り上げが安定しないことと、書籍市場全体がだんだん縮小している事なんですって。
取材中、おもしろエピソードを聞いたところ、新垣さんは店内で猫を飼っているのですが、猫界でうわさが広まるのか結構野良ちゃんが「小雨堂」に集まってくるそうです。一番驚いたのは、野良猫は出産シーズンの時に引っ越しするそうなんですが、なんと店内に引っ越し先を決めた野良猫ちゃんが、店内に猫の赤ちゃんをくわえてきて居座り、しばらくすると赤ちゃん猫を置いて親猫がいなくなったんですって(笑)ちなみに残された3匹の赤ちゃん猫のうち2匹は里親が見つかりましたが、残りの1匹の里親がみつからないまま1歳ほどになったので、八重瀬にある新垣さんの実家に預けたそうです。八重瀬の田舎ですくすくと育ち、猫同士の喧嘩で片目を失い、ハブに通算4回ほど咬まれて指一本失うなど、向かいキズだらけの壮絶な猫に成長しているんですって(笑)そんな「小雨堂」さんへ足を運んでくださいね!
★小雨堂さんのHPより沖縄本などの書籍がオンラインショップで購入できます。
住所:浦添市沢岻2-14-2 ☎098-894-5202 営業時間:12:00~18:00頃 定休日:毎週火・水・木曜