沖縄の豆腐、島豆腐は熱々(あちこーこー)で販売されるのが一般的。それが2021年6月1日実施予定の食品衛生管理基準の変更で、本土並みに冷やしてパック詰めで売るのか、それとも沖縄食文化を残す道が開かれるのか!熱々か冷え冷えか気になるところです。
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あちこーこー(熱々)で販売するのが一般的なため、熱を閉じ込めるわけに行かず、ビニール袋を閉じずに開けたまま販売されてます。これが沖縄スタイルの豆腐販売方法なので、沖縄では当たり前なんですけどね。
作りたて、あちこーこーな時間が売れ時です。沖縄のスーパーでは、島豆腐の納品時間が表示されているのです。
そのままの「あちこ~こ~」にお醤油をちょん!おかかを少々だけで最高の肴に(笑)
本土でよく見る一般的な豆腐は、大豆を煮詰めて、絞る「煮絞り法」で作りますが、島豆腐は「生絞り法」といって、
賞味期限は短くなるものの、大豆の風味が強く残って、とても濃厚な味わいになります。昔ながらの製法で作られた島豆腐の美味しさです。
本土のスーパーで売られている豆腐は、一般的なもので300gから350gが標準。対して、島豆腐は800gから1kgあるのです。約3倍ですね。
チャンプルにしても形が崩れないくらいの硬さがあります。麻婆豆腐と比べてみるとよくわかりますね。
2021年6月1日から、食品衛生管理の基準「HACCP(ハサップ)」に従って、農水省が品質を保つ指針を定めました。温度が55度を下回ったら、3時間以内に食べるか、冷蔵保存が必要になります。
1972年の日本復帰の際にも、冷やして販売を義務づけられましたが、当時の豆腐加工組合が陳情して、あちこーこーで食べる沖縄食文化を維持できるように、特例で認められました。
今回も、決定に従い、冷やしたパックで売れば問題ないですが、沖縄の食文化が消えてしまう結果になってしまいます。
名護には8社の豆腐店があってどれも特徴があって美味い!試行錯誤した結果、料理によって違う島豆腐を使っています。豆腐店のこだわりが、その味わいを一層引き上げてくれてますね。
スクガラスはアイゴの塩辛。島豆腐にのせて食べるのが定番中の定番。酒が進みますね。
炒め用には水分少な目で少し固めな「上間豆腐」大豆の味わいとわずかな塩味が特徴です。
ゆし豆腐はやわらかさ№1の「渡具知とうふ」島豆腐の2倍の大豆を使用、なめらかちなみにオープン当初、お客様より
島豆腐は沖縄の食文化、「豆腐はこだわらないと」ね!
「名護の「小料理ひざくら」は地元のお客様に愛される店」の記事はコチラです
住所:沖縄県名護市城1-15-6 ☎0980-53-1396 営業時間:17:00~25:00(フードLO24:00) 定休日:日曜日